大きなあたたかい手が

あたまにふれた

 

そのままで愛されている

 

そのぬくもりに

こころが

温度で満たされていく

 

こどものころのように

ただそのまま

素直によろこびを感じて

ほほに

くちもとにえがおがうかぶ

 

たくさんの日々を重ねていくなかで

自分を守るために

かためて、つよめてきたものを

ひとつひとつ

ゆるめてほどいていく

それでも大丈夫なんだとわかった

 

その大きな手のその先は

目をつむっていても

明るくてまぶしくて

手をのばしてふれられないけれど

ただ安心して

自分をゆだねた

 

そのままで愛されている

そう知って

こころがないていた

うれしくてないていた

 

ほおつたうあたたかさに

少しずつ

目がさめていく感覚

 

胸にあの温度がいつまでも

じんと響いていた

 

そして

その夢をこころが信じた

ただそれだけで十分だった

 

 

 

 

 

皆様どうぞ元気に一日をお過ごしください。

(*^-^*)