「道徳」や「徳」とは、一体、何なのか? | 吉田松陰先生の松下村塾ここに復活! どう生きるべきか!を学ぶ場!(東京都)

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吉田松陰先生とは、歴代No.1の教育者です。
松陰先生の大和魂に触れ、
いてもたってもいられずブログを始めました。



「道徳」 「徳」


僕は、いまだに分かりやすく説明できない・・・。


今回は、色んな角度から考えてみたいと思います。



まず、大辞林(辞書)から引いていきます。



道徳 ・・・ ある社会で、人々がそれによって善悪・正邪を判断し、正しく行為するための規範の総体。



 ・・・ 精神的・道徳的にすぐれた品性・人格。




んー、難しいなぁ・・・。




次は、漢和辞典を引いてみましょう。



徳 ・・・ 彳(行動) と 直(正しい) と 心(こころ) から作られており、


     

     正しい心を持って行動する、ひいて

     

     人にそなわった、またおさめるべき人間的な価値がある力の意。


     


誰でも分かるように簡単に、今の僕ならこう説明する。







「道徳」 の場合、「道」がついていますので、


道を正しい心を持って行動する。 つまり、


人生を正しい心で歩んでいく。


それが、道徳だと。




一体、何が正しくて、何が正しくないかは、個人によって様々です。


それを世間、つまり社会が全体として、正しいか正しくないかを判断したもの。


それが道徳なのか・・・。



しかし、今の日本は道徳規律さえ、まとまっていなく、乱れているのではないか・・・。




例えば、集団的自衛権の問題。



親、子、兄弟、親戚、友達が自衛隊にいれば、まず反対の意を唱えるだろう。


70年前の戦争で、身内や友人を亡くされたかた、


今の世の人々が到底体験できない苦痛を受けた被害者の方も、断固反対だろう。




しかし、世界で戦争をしている武力行使の国が一番、力が強くなったらどうする?


想像すると恐ろしいことである。



そうならないように、誰かが歯止めをかけなくてはいけない。



今はアメリカの力が大きいため、均衡は保たれているが、


もし、それが崩れた時、アメリカは日本に助けを求める。



アメリカ大統領はこう言うだろう。



「一日に何千というアメリカ兵が命を失っている。


なのに同盟国の日本は助けてくれないのか?」



これを断るのか? それこそ道徳に反するものではないか。




しかし、この問題は複雑である。


本当に命を尊いものと考える人間もいれば、


利権がからんで自分達のことしか考えない人間もいる。


その人、その人からすれば、道徳より、大切なものは多くある。



道徳が乱れるわけである。