若くして、人生を悟ったと思ったら・・・。 | 吉田松陰先生の松下村塾ここに復活! どう生きるべきか!を学ぶ場!(東京都)

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吉田松陰先生とは、歴代No.1の教育者です。
松陰先生の大和魂に触れ、
いてもたってもいられずブログを始めました。



十代の者 : まだまだ若輩者、勉強あるのみです。


二十代の者 : 若い頃はよく勉強したものです。今は実践・経験あるのみです。


三十代の者 : 勉強も実践も経験してきた。自分の考えはある程度、定まった。


四十代の者 : なにを言うか! この歳になって今まで見えぬものが見えてきたわ!


五十代の者 : ついに人生を悟ってしまいました。私の歳でこう思うのですが、

先生は、どのように思われるのですか?




先生 :

 


六十にして 五十九の非を知り、


六十にして 六十化す。



人間は歳をとればとるほど、人生の結論に達したと錯覚するようになる。


人生を悟ったなどと思ってしまっては、自分を肯定しようとする意志が働き頑固になる。


こうなってしまえば、人間の成長は完結する。


思えば、私はいくつの歳でも、過ちをし、そのたびに正してきた。


六十になった今、大きな五十九の過ちを知っている。


この六十でも、また過ちを犯すであろう。


しからばまた、正しい人間に変化するとしよう・・・。






*参考


「行年六十にして 六十化す」

「五十九の非なり」

(荘子 雑篇 則陽)


「年五十にして四十九の非を知る」

(劉安 淮南子 原道訓)