大相撲ファンとまではいかないまでも、応援する力士はいる。
その一人が大関の安青錦、そして横綱大の里。なのだが、その二人ともが今場所は休場している。先ほど中継を観たがどこか寂し気だった。
先場所、一気に横綱に上り詰めると思っていた安青錦が怪我でよもやの負け越し。母国のウクライナが戦禍にあるだけに期待して応援していたが叶わなかった。
真正面で巨体がぶつかり合う真剣勝負の大相撲。コンクリートのような土俵に投げ飛ばされたり、高い土俵から後ろ向きに転落したりと、怪我がつきものだ。登場する力士を見ていてもサポーターのない力士はいないくらい怪我とも闘っている。
伝統を重んじる大相撲の精神は理解できるが、スポーツとしてみれば土俵のそれは力士の怪我への配慮はまったくない。土俵上での怪我であっても休場すれば番付が格下げされてしまう。だから力士たちは無理をしてでも出場し、怪我を悪化させ古傷になってしまうという悪循環に陥る。力士生命に及ぶこともある。
かつて、八百長相撲が問題となっていた頃と較べれば、今の真剣勝負の激しいぶつかり合いと緊張感は相撲ファンにはたまらない。そうであるだけに、もっと怪我への対策を近代化して、力士を怪我から守ることや、怪我を完全に治すために救済措置もいるのではないか。
力士ファーストが角界にもいるのではと、TV観戦をしながら想った。