一応?大切にはしている。
だけど、あたしが大学生の時
父がメニエール病にかかっても
初めはかなりの無関心だった。
自分の人生に夢中だった。
その頃は家にいないことが多く
親との会話もない方だった。
諦めた両親は、あたしには何も知らせなくなった。気づいた頃には、夜中に救急車で運ばれる程重症になっていた。
あたしは親とうまく行っていなかった。
彼らは自分たちの思い描く通りにならない子供にヤキモキしていた。
あたしはもがいていた。
あの檻の中で生きるのは、もう嫌だった。
あたしが親への信頼を失ったのは10歳くらいの時だった。彼らは私の味方ではないと気付いた。
後に友人が、あたしには別な表情があると言った。まさに、信頼する人を失った孤独な人間と、何もなかったように笑顔で過ごす二面性があったからだ。
子供の時の心の傷は無意識レベルで進行するから、気付きて回復させるのが遅くなる…
どうかそんな子たちが、良い大人の導きで早期に回復していきますように。
あたしは、友人や先生方に恵まれていて
本当に感謝の人生だった。

