我が家の玄関先には  

 

毎年2回、桜雪だるま

 

赤紫色のブーゲンビリアが咲く。

 

20cmほどの高さの鉢植えを

 

庭に植えたのは、この家に家

 

引っ越して間もない頃だった。

 

 

 

土、水、光のどれをとってみても、 

 

このブーゲンビリアにとって、晴れ雨

 

成長するには最高の環境だったのだろう。 

 

フェンスを越えて音譜音譜音譜音譜音譜

 

グングン大きくなっていった。

 

 

 

木が大きくなると、

 

毎年キジバトが巣を作りにやって来た。 

 

今年も、クルックー。ホッ、ホーッ。

 

と鳴いていた。ニコニコニコニコニコニコ

 

 

わたしたちとキジバトは、

 

お互いにある程度距離を置いて

 

生活しているので

 

これといった問題はなかったが、  

 

玄関先で鉢合わせをすることがあった。

 

 

 

キジバトはフェンスに止まっていた。

 

わたしは朝刊を取りに外へ出た。 

 

 

 

お互いの目線目がバチッと合ってしまった。

 

キジバトの身体はグレーに茶色、目は赤い。   

 

 

 

こ、こわー。にらんでるー。ガーンアセアセアセアセアセアセ

 

 

 

そんなこんなで、

 

我が家にやって来るキジバトとの付き合いは、 

 

かれこれ10年くらいになる。

 

 

 

ところが先日、悲しい出来事があった。

 

巣から落ちたのか、天敵にやられたのか、

 

かえったばかりのキジバトのヒナが

 

地面に落ちて死んでいた。ガーンガーンガーン 

 

 

 

・・・・・・・。

 

 

 

こんなこと、初めてだった。ショボーンショボーンショボーン

 

 

 

その事件の前、キジバトがいない時に

 

巣の中にふわふわの毛が見えていた。

 

子育てする準備なんだなと思っていたけれど。

 

あれがヒナだったんだな。ラブ

 

 

 

地面に落ちているヒナを見てからは、

 

クルックー。ホッ、ホーッ。

 

は聞こえなくなった。

 

巣は空っぽになっていた。ゲッソリ

 

 

 

自然の強さと厳しさと命の儚さを

 

痛感してしまった。

 

 

 

わたしは生きている。ラブラブラブラブ

 

生きていればなんでもできる。

 

 

 

病気になんかに負けない。グー

 

 

 

今日のわたしの空は、雨雨のち曇りくもり

 

 

 

我が家のブーゲンビリア、太陽の光を浴びて。