プライベートドラムレッスン東京、講師の佐名木孝です。
今回は「強拍と弱拍」、それに対する「バックビート(オフビート)」について整理してみましょう。(レッスンっぽいなー笑)
この辺りのことについては、レッスン時に「ついで」にチラっと説明するようにしています。
僕のドラムレッスンは、60分の回だったら55分は生徒さんはドラムセットに座っています。
あのね、ドラムって楽器はね、ウンチクじゃ上手くなんないんすよ。
叩いて叩いて、叩く。そしてフィードバック受けて叩いて叩いて叩く。それ以外ね、ないんで。
正しい姿勢で、正しく「カッコいいビート」を、その人にあったように叩く。本当、生徒さんの演奏で鳥肌立つこともあります。8分のオフビートセンスって、人によって違うので、そのセンスに鳥肌が立つのです。
ハナシ戻します。
日本人特有のビート感、リズム感みたいなものが、義務教育で養われてしまっていると思っています。
クラシックの考え方に近い「強拍と弱拍」の概念に沿ったアクセントです。
実際に童謡やクラシックの楽曲は、1拍目と3拍目を強調したフレージングが多いです。これはオーケストラで指揮者の動きを見ながら合奏する際に都合がいいからとも言われています。
3拍子も同じで、ワルツなんかも「ラッタッターラッタッター」、頭にアクセントを感じますね。
ドラマーは「現代的に」リズムを捉えることになります。4拍子だとすると、2拍目と4拍目にスネアを入れることが多いですよね。
これを「バックビート(またはオフビート)」と言います。現代音楽のアクセントはほとんどこの「バックビート」といわれるパターンです。
ね?こんなこと、ただの「言葉」なんですよ。知ってるからってドラム上手くなんないです。
だから、ブログに書いてます。気になる人は読んだらいいかなーと思ってます、そんくらいのことです。
ちなみに、多少もうちょっとウンチク出すとですね、バックビートのある意味究極が「レゲエ」でして、1拍目にバスドラ(アクセント)がないパターンがあります。3拍目に「クローズドリムショット」と同時にバスドラを入れるのが1番多い基本形(ワンドロップ)です。
これは面白いからレッスンの時にやりましょうか。
8ビートが身体に馴染んだタイミングでレゲエのワンドロップをやってみると異次元突入ですよ!
ラスタもOK、ドラムレッスン
色んなジャンルを試しましょう。楽しく、正しく、身につく形でドラムを叩きましょう。
ラスタって、何気に使っていましたが「ラスタファリズム」っていう運動、思想のことです。
これは知る意味はあります。世界史の一部ですね。
そういう、触れ合う音楽のカルチャーの部分も少しずつ伝えられたらいいなと思ってやってます!