パニック発症時の回想その11

とにかく、外に出れない家にいてもトイレやお風呂さえ構えて行かなきゃできない状態。
ベッドで横になっててもフワフワからの動悸がくるし、救急で点滴してもらったことも数知れず。
唯一、救急車だけは呼ばなかったな(笑)
そんな状態が半年くらい続き当初、予定してた結婚の時期が迫ってきた。
旦那や両家の親は、そのまま話を進めていき、私は嬉しいのと申し訳ないのとで複雑だった。
もちろん結婚式なんて挙げられる訳がないので、そこも了承してもらった。
そして婚姻届も旦那1人で出してきてもらった(爆)
そのころは旦那や義親に甘えまくり、開き直ってな。病院も義親に送り迎えしてもらったり。
義親の親戚で鬱病で入院したことがある人がいるらしく、とても理解してくれたことが本当にありがたかった。
義親にもしものことがあったら今度は私が全力で恩返ししようと思った。
どから今は何も気にせず、開き直って甘えた。
それが良かったのか、結婚してからは症状も安定して、薬も飲んでるし通院もしてるけど、徐々に良くなっていった。
義母とスーパーに行って苦手なレジに並んでみたり、旦那と駅のホームに立って電車が通過するのを眺めたり苦手なことを少しずつ一緒に練習していけるようになった。
スーパーのレジで無理!となって、車に逃げ込んだことも数知れず。
だからスーパーでも、どこでも車の鍵は私が握りしめていた。
そうやって、少しずつ少しずつ本当にサランラップを剥がすくらい薄く薄く少しずつ良くなっていった。