先月末頃、主人に誘われて、ふくやま美術館に行ってきました。
目的は、絹谷幸二先生のアフレスコ画 短期集中講座への出席。
主人は、京都国立近代美術館で見た作品展で絹谷幸二ファンになったようで、何処かでこの企画を知り申し込んだようです。
その参加条件が2名になっていたので、私が誘われ、
その時期、私は忙しいのですが、と言ったのですが、
「当たらんかったら行かんで良いけん〜」
と当たり前の事を言う主人を後目に、
目出度く当選し、参加出来たのでした。
こちらは、京都でみた作品です。
この展示で、絹谷幸二先生に対する私の『目』が変わったのも否めません。
この作品から、とても静かな“凪”の状態を感じました。
さて、参加した講座の話ですが、
この作品から、とても静かな“凪”の状態を感じました。
行くと、沢山の方が参加され、ほとんどの方が単独応募のようでした。
「あらま〜。私の名前が無くても良かったんじゃない?」
とも思いましたが、作業テーブルでご一緒出来た方とお友達になれたり、素敵な会話が出来たので、良かったです。
何よりも、絹谷幸二先生の話がとても面白くて!
昔の日本人の、環境による大移動の話だったり、化学的美術の話、イタリアの話に、フレスコ画の話。ミケランジェロの『最後の審判』と、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』の描き方の違いなど、とても興味深い話でした。
その後、作業に入りましたが、完成したらどうなるのか、全く想像出来ず描き続け、絹谷幸二先生に
「乾いたら真っ白になるからね〜」
とアドバイスも貰い、出来るだけ濃い色を置いていったつもりでした。
描いている最中、先生に
「綺麗に描いてるね〜」
と褒めて頂き、嬉しかったですが、ごめんなさい、私、油彩経験者ですm(_ _)m大学で4年間やってて、あれです。面目無いm(_ _)m。
出来上がって先生に講評を頂き(とても楽しい講評でした)、作品を持って帰り、庭先に置いているのですが、あれから約20日弱経過し、先生に言われた、
「白くなるからね〜」
の意味が漸くわかりました。
主人と2人で、
「かなり白くなるんやね〜」
と納得した次第です。
「何事も、経験してみないと分からないね〜」
と思い、主人の誘いに乗って良かったなと思いました。
本日もお越しいただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。