SEGAが海外で2012年春に発売予定のFPS「ALIENS COLONIAL MARINES」(//)が,E3 2011でムービー出展されていた。本作は「Borderlands」(//)や「Duke Nukem Forever」(//)で知られるロンドンのデベロッパGearbox Softwareが開発中のFPSで,2008年の発表以来音沙汰がなかったため,開発中止の噂が流れたという曰く付きの作品でもある。 Brian Martel氏  ムービーは撮影禁止のクローズドな環境で公開されていたのだが,それを待つ列は長く,筆者が見たときには2時間待ちの人もいたほど。  なにがそんなに人を引きつけるのかというと,やはり本作が映画「エイリアン」シリーズの世界観を忠実にゲーム化しているところだろう。脚本を「」などで知られるBradley Thompson氏とDavid Waddle氏が手がけ,アートワークを日本でも活躍するアメリカ人工業デザイナーSid Mead氏が担当するなど,ゲームの外堀的なものにまで徹底的なこだわりが感じられる。Gearbox SoftwareのCEOであるBrian Martel氏も,映画の雰囲気をそのままにオリジナルストーリーの「エイリアン」を作りだしたかったのだという。ちなみに映画の再現は細部にわたっており,ムービー上映の最初は20世紀FOXのロゴが登場し,ファンファーレが流れるという凝りようだった。  ゲームのストーリーは映画「エイリアン3」の続編という位置づけで,プレイヤーは合衆国植民地海兵隊として,惑星LV-426の軌道上を漂うU.S.S.スラコ号へ乗り込むことになる。  当然,プレイヤーはエイリアンに襲われることになるわけだが,その数が半端ではない。正直,仲間達を入れても手が足りないほどで,自動で弾を撃ちまくる武器を設置して必死で対抗しなければならない。ひとたび戦闘が始まると「弾幕系シューティングゲームか!」と突っ込みを入れたくなるほど画面が弾でいっぱいになる。もっとも,そんな状況でも上下左右へと素早く動きまくるエイリアンすべては倒しきれず,何匹かはプレイヤー達のそばにまでに到達してしまう。  エイリアンに接近を許した仲間がそのまま連れ去られてしまうシーンもあり,次々と部隊の人数が減っていく。また,ときには巨大なエイリアンが現れ,柱などを壊しながら近づいてくることもあり,恐怖心を煽られる。ムービーでは,撃ち倒せないことが分かった時点で必死に走って逃げ,分厚い扉を閉めて安心したとたんに,今度はその扉が反対側から押され,ありえない形にへこんでいった。幸いにして扉はなんとか持ちこたえ,巨大なエイリアンはもといた場所へ去っていったが,タックルを受けるたびに変形する扉を見ていたときは,なんともいえない恐怖感でいっぱいになった,DQ10 RMT。  もっとも,巨大エイリアンから逃げて安心した途端に,ダクトのような場所からひょっこり現れたエイリアンに仲間がさらわれてしまったりと,本当の意味で心が安まる暇はない。息もつかせぬとはまさにこのことで,どこから襲われるか分からない恐怖に常に怯えることになってしまうのだ。自分でキャラクターを操作している分,恐怖感という意味では映画を超えているかもしれない。  本作にはCo-opモードが用意される予定で,友達と一緒にこの恐怖を味わえるという,rmt。ただし,現状ではクオリティを重視して開発を進めているため,画面分割による同時プレイは用意されないとのことだ。クオリティを落とさずに画面分割に対応できるようであれば用意するかもしれない,とMartel氏は語っていたが,Gearbox Softwareがいかに徹底して本作にこだわっているのかが分かる。  現段階ではあまり目立ったフィーチャーはなく,ストーリーも一本道のFPSなので,ゲーム的な新しさはないかもしれない。だが,恐怖感の演出にこだわり抜いた本作を,日本でも発売してほしいと強く感じるムービーだった。
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