。その輪っかの中に入るのが,私のやりたかったことですから。 :  ということは,一時的な役を演じていると作品の外側にいる感覚を覚える場合もある。 松嵜さん:  そういう感覚はあるかもしれませんね。 五十嵐さん:  エキストラに近い感じですからね。そういう意味で,ひなちゃんは大きいです。キャスト陣も仲が良くて,温かい家族みたいなものができあがっていて。またそういう作品に,参加できたらいいのですけど……。 松嵜さん:  作品に,真ん中で関わるのって,本当に大変なんです。 :  そういう作品というのは,自分で探してお願いするものなんでしょうか。それとも,マネージャーさんなりから,向いているキャラクターを押してもらえるのか。 五十嵐さん:  基本的には,制作側からオーディションの情報が各事務所に降りていって,そこから担当のマネージャーが,自分の事務所からは「この子を出そう」と決めて,私達に「行ってきなさい」という形になることが多いと思います。 :  仕事の割り振りというのは,基本的にマネージャーさんが決めているわけですね。 松嵜さん:  そうですね。でも,そういうパターンでないこともあります。私の転機になったのは「ジュエルペット サンシャイン」の水城花音という役だったんですが,当初,マネージャーさんは「松嵜はこちらがいい」と,ヒナタというぽわんとした子で押してくださったんです。でも実際は,逆に制作の方が「松嵜は花音のほうがいい」と言ってくださったらしく,私はその役を受けて,最終的に花音役で選んでいただきました。 :  なるほど。そういう経緯で選ばれることもあるんですか。 松嵜さん:  ええ。あの作品は私のことを皆さんに知っていただけるきっかけになったんじゃないかなと思います。スタッフや役者の方々のモチベーションが常に高くて,本当に皆さん楽しそうにお仕事をされていました。そういう素晴らしい環境で,1年間いろいろなことを勉強させていただきましたね。 五十嵐さん:  自分達で「こっちのキャラクターのオーディションはないんですか」って聞いてみることもありますよ。「想い出受験でいいので,アグ ブーツ,やらせてください,Diablo 3 Gold!」とか(笑)。 松嵜さん:  あるある! スタジオで「テストだけでもお願いできませんか!」ってね。 :  ちょっと失礼ですが,それは数打てば当たるという気持ちもどこかにあって? 五十嵐さん:  そういう考えもないわけではありませんが,自分の持っているものを聞いてほしいという気持ちのほうが強いです
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