およそ3か月半の義実家の居候生活を抜け出して3日目のこと。「やっぱり自分達だけの場所だと気を遣わずリラックスできるな、これから頑張るぞー!」と思っていた矢先、風邪をひいた。それは、前触れもなく本当に突然で「居候生活は気を張っていたからかな」と「まさか」という気持ちが交錯した。

 

 引越し1週間前のこと、義母がコロナに感染した。スコットランドではコロナでもマスクを着用すれば外出も会社出勤も可能だそう。周りからしたら迷惑な話である。待ちに待った引越しを控えて今はコロナになりたくないという気持ちから、義母が離れの家に住んでいてよかったと正直思った。でも、同情の気持ちもありランチは作って毎日持って行った。その際、私はマスク着用したのみだった。手袋もしたかったが、義姉と旦那は「こっち(英国)は、コロナは風邪扱いだから大げさにしなくて大丈夫。」と言われていた為、手袋をしたら失礼かなとも思い、ランチを運んだ後こっそりアルコール消毒をしていた。

このこともあり、症状も今までに感じたこともない倦怠感と悪寒があったため翌朝スーパーでコロナ検査キットを買いに行った。スーパーのおばちゃんにどれか聞いたら「1個入りは即売切れでないよ。隣りの薬局で5個入りが売っているけどそれもすぐ売り切れるから早く行った方がいいよ。」と言われ5個入りをゲットした。

結果は陽性チーン 日本で幸い一度もかかったことがなかったのに、スコットランドで3か月半で罹患した。欧米あるあるの「無責任な大丈夫」からの大丈夫じゃなかった時の「オーノー。。」の流れにだんだん腹が立ってきた。しかも娘は明日から義母同行の乗馬合宿で4日間不在となる。生まれてから一晩とも離れたことがなかったので、前日はゆっくり過ごしたかったのにこの有り様である。

私が罹患したことを知ると義母はやばいという顔をしてすぐ娘を連れて行き、(私が頼んだのだが)旦那は私のベッドを別室へ移動した笑い泣き

義母よ、地獄の居候生活をやっと抜け出せたと思ったら最後の置き土産にすごいもんくれたな。ひとこと「ごめんね」くらい言えー!!