第9回~10回までのあらすじ

自宅で療養している基に刑事が事情を聞きに来た。警察は理科室の火事を放
火の可能性があると考えていた。
芙由子は基が休んでいる間に、竹下清治と浦川礼子の関係を調べた。その結
果、竹下が鎌倉で記憶喪失の状態で発見され、兄が引き取っていたことを知
った。



基は芙由子からの連絡で、竹下の兄が何か事情を知っているかもしれないと
会いに行くが、アパートの一室には竹下と似ても似つかない記憶喪失の男が
住んでいるだけだった。
その夜、竹下と令子にそれぞれ母星から指令が下る。二人は宇宙人で別々の
種族だったのだ。基が持っている筈のある物を巡って争っていたのだ。



次の日、基が体育の授業で着替えていると、いつも身につけていたペンダン
トを床に落としてしまった。竹下と令子は、そのペンダントを見てハッとし
た。それこそ二人が探し求めていた物だったのが、基はそんなことを知る由
もなかった。