第2回~8回までのあらすじ

基たちのクラスに竹下清治が転校してきて以降、不思議な事件が次々と起こ
る。クラスの秀才・鈴木が基の家に遊びに来て、基の部屋の中を写真に撮る
と次の日、記憶喪失になってしまった。
さらに同級生の北島も、竹下の影に怯え基に助けを求めるが、公園で記憶喪
失の状態で発見された。
基はクラスの全員に犯人捜しを提案するが、浦川礼子に反対された。犯人が
知りたければ公園に来いという手紙が投函され、基、芙由子、田島の三人が
公園へ急いだ。



公園で待っていたのは竹下清治で、基と大喧嘩になり、テレパシーを使った
ことは認めたが、鈴木と北島を記憶喪失にしたのは竹下の仕業ではなく、彼
も何者かに公園に呼び出されたのだった。基と竹下は罠にかけられたのだっ
た。
次の日、芙由子と礼子が基の家に遊びに来たが、芙由子が突然、頭痛で倒れ
た。その間、令子は基の部屋で何かを探し始めた。
鈴木の母親が日記を見せに基の家に来た。日記には、令子に基の部屋の写真
を撮るよう命じられたこと、また竹下清治には知られないようにと書かれて
いて、基は令子の行動を疑うようになった。



基は北島も日記をつけていたことを知って、借りに行った。それには竹下と
令子が鎌倉で同じ中学に通っており、令子は竹下が転校してくるのを嫌がっ
ていたことが書かれていた。
基の行動は令子に見張られていて、また令子を竹下が見張っていた。基は日
記をクラスの皆に見せようと学校の理科室に隠すが、突然、火の手があがり
日記は焼けてしまった。基は怪我を負うものの、竹下清治に助けられ二人の
間に友情が芽生え始めた。