第11~15回までのあらすじ

あくまで田中レイ子の拷問に屈しない関耕児を見て、ついに飛鳥は彼を逃がそうと
した。だがレイ子に気付かれ、飛鳥は関耕児を連れて空間を越えて逃げた。
どこまでも追いかけてくるレイ子やみちるから逃げ切れないと判断した飛鳥は、一
か八かタイム・リープを敢行した。
辿り着いた所は、太平洋戦争末期の日本だった・・・
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関耕児と飛鳥は、アメリカのスパイだと疑われ憲兵隊に連行されそうになった。飛
鳥の超能力もこの時代では使えなかった。だがその時、空襲警報が流れ二人は
逃げることができた。
落合悦子という少女が現れ、防空壕に案内してくれた。関耕児と悦子は、ほのか
に心を通わせたのも束の間、再び敵機が来襲し、悦子は胸を撃ち抜かれてしまっ
た。「死なないでくれ!」・・・関耕児はただそれだけを願った。
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「あなたの時代には、戦争がないの?・・いいわねえ・・うらやましいわ・・・。」悦子
は平和な未来を夢見つつ息をひきとった。悲しみ憤る関耕児に対して、飛鳥は「自
分を犠牲にしてでも国家の為に働いてる・・・いい時代だ。」と言う。
「理想的な国家を造る為に英光塾で塾生たちを洗脳しているのか!」と反論する
関耕児に、飛鳥は答えに窮するのだった。自警団が二人を捜索しにきた為、飛鳥
は再びタイム・リープしたのだった。
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現代に戻ることができた関耕児は帰宅するが、そこにはアンドロイドのニセ関耕児
がいて追い返されてしまった。困った関耕児はクラスメイトを頼るが、どこでもけん
もほろろに追い返されてしまった。どうやら現代を留守にしている間に、ニセ関耕
児が何かをやらかしたらしいのだ。ニセ関耕児からの連絡を受け、レイ子はみちる
に命じて二人に追っ手を差し向けた。そして、英光塾が日本中に広まっていること
を知った二人は、校内パトロール隊に取り囲まれ絶体絶命・・・はたして・・・
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飛鳥の超能力とタイム・リープで窮地を脱した関耕児は、ニセ関耕児がクラスメイト
たちを停学に追い込んだことを知った。さらに、英光塾が冬季合宿と題して生徒た
ちを大量洗脳しようとしていることを知った飛鳥は、ついに関耕児に自分の正体を
明かした。飛鳥は田中レイ子と共に西暦2496年から来た未来人だった。目的は
無秩序と混乱に陥った未来を変えるために、人間の堕落、我欲が強くなった関耕
児たちの時代を改革して一新する命を受けて来たのだった。
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