- 私を含めて、東日本に住む人たちにとって
今ある放射線量は、福島原発の事故前と比べてどれくらい違うのだろうか?
とか
チェルノブイリ後のロシアは、どの程度のものだったのだろう??
という疑問があって、当然だと思います。
なので、私は、古いデータが知りたくて、
古い本を読み漁っています。
- 汚染地帯からの報告 (リブレット)/チェルノブイリ救援調査団編
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上記の本の中で・・・
ベラルーシ共和国の線量がどの程度だったのかをみつけました。
1990年10月(チェルノブイリ事故から4年半経過)、
ベラルーシ共和国最高会議機関紙『ナロードナヤ・ガゼータ』に掲載された各地の空間線量率
単位がμレントゲン/時なので、μSv/時に直します。
都市 | μR/時 | μSv/時 |
---|---|---|
ミンスク | 10~15 | 0.10~0.15 |
ヴィレイカ | 12~14 | 0.12~0.14 |
ソリゴルスク | 12~13 | 0.12~0.13 |
ゴーメリ | 12~39 | 0.12~0.39 |
チェチェルスク | 62~69 | 0.62~0.69 |
モズィリ | 21~23 | .021~0.23 |
レリチツィ | 26~29 | 0.26~0.29 |
ブラーギン | 207~217 | 2.07~2.17 |
ナロヴリャ | 192~200 | 1.92~2.00 |
ホイニキ | 60 | 0.60 |
コルマ | 23~126 | 0.23~1.26 |
ヴェトカ | 125~182 | 1.25~1.82 |
エリスク | 60~62 | 0.60~0.62 |
ペトリコフ | 13 | 0.13 |
ロガチョフ | 15~19 | 0.15~0.19 |
カリンコヴィチ | 14 | 0.14 |
マギリョフ | 10~16 | 0.10~0.16 |
ゴルキ | 12~15 | 0.12~0.15 |
スラヴゴロド | 49~51 | 0.49~0.51 |
コスチュコヴィチ | 16~17 | 0.16~0.17 |
クリチェフ | 17 | 0.17 |
ボブルィスク | 12 | 0.12 |
チェリコフ | 25~30 | 0.25~0.30 |
ブイホフ | 20~41 | 0.20~0.41 |
ブレスト | 10~14 | 0.10~0.14 |
ルニネツ | 12~52 | 0.12~0.52 |
バラノヴィチ | 12~15 | 0.12~0.15 |
ピンスク | 18 | 0.18 |
グロードナ | 12~14 | 0.12~0.14 |
ヴィテブスク | 12~15 | 0.12~0.15 |
センノ | 12~14 | 0.12~0.14 |
オルシャ | 13~14 | 0.13~0.14 |
ちなみに、昨日の東京横浜の線量は・・・
上記の機種、TERRA MKS-05で・・・
新宿 → 0.30μSv/h
流山 → 0.40~0.60μSv/h
目黒 → 0.08μSv/h
東神奈川 → 0.14~0.15μSv/h
だったそうです。
同時期(チェルノブイリ事故後)の日本では・・・
都市 | μR/時 | μSv/時 |
---|---|---|
札幌市 |
7.9 |
0.079 |
弘前市 |
8.6 |
0.086 |
盛岡市 |
6.4 |
0.064 |
仙台市 |
6.7 |
0.067 |
秋田市 |
8.6 |
0.086 |
山形市 |
6.9 |
0.069 |
福島市 |
8.6 |
0.086 |
水戸市・勝田市 |
9.4 |
0.094 |
宇都宮市 |
11.8 |
0.118 |
前橋市 |
10.3 |
0.103 |
浦和市 |
6.0 |
0.060 |
千葉市 |
6.1 |
0.061 |
東京23区 |
7.4 |
0.074 |
横浜市 |
6.0 |
0.060 |
新潟市 |
10.8 |
0.108 |
富山市 |
9.4 |
0.094 |
金沢市 |
11.4 |
0.114 |
福井市 |
10.7 |
0.107 |
甲府市 |
8.8 |
0.088 |
長野市 |
10.1 | 0.101 |
岐阜市 |
10.6 |
0.106 |
静岡市 |
9.7 |
0.097 |
名古屋市 |
10.0 | 0.100 |
津市 |
9.5 |
0.095 |
大津市 |
101. |
0.101 |
京都市 |
10.0 | 0.100 |
大阪市 |
10.7 | 0.107 |
神戸市 | 11.1 | 0.111 |
奈良市 | 9.3 |
0.093 |
和歌山市 |
9.3 |
0.093 |
鳥取市 |
11.1 | 0.111 |
松江市 |
9.4 |
0.094 |
岡山市 |
11.3 |
0.113 |
広島市 |
10.3 |
0.103 |
山口市 |
10.8 |
0.108 |
徳島市 |
8.0 |
0.080 |
高松市 |
12.7 |
0.127 |
松山市 |
12.7 |
0.127 |
高知市 |
7.2 |
0.072 |
北九州市 |
11.6 |
0.116 |
佐賀市 |
9.5 |
0.095 |
長崎市 |
8.2 |
0.082 |
熊本市 |
8.5 |
0.085 |
大分市 |
8.8 |
0.088 |
宮崎市 |
8.6 |
0.086 |
鹿児島市 |
8.6 |
0.086 |
那覇市 |
7.5 |
0.075 |
こんな感じだったようです。
よく、御用学者さんたちが・・・
「昔降った量と比べたら、福島から降っている量は大したことはない」と言いますが
チェルノブイリ後の線量と、現在の線量は、だいぶ違うみたいですね。
ついでなので加筆すると・・・
昔降った量と比較するために出されるグラフがありますが、
あれは、対数グラフです。
1メモリ上がるごとに、10倍になるグラフなので、
メモリが1つ違うのは大きな違いなのです。
以上、参考資料でした

