すごく面白い討論ですが・・・
観る余裕のない方向けに、要約を書きました。
■日本原子力協会最高顧問 石川迪夫氏の意見(原発推進派です)
東電の行程表について→時期は決まったけれど方法は決まっていない。
炉心は55%損傷とかいろいろ数字が出ているが、全部が溶けていると思う。
溶融した炉心を冷やして固めてから・・・という予定だと思うが
冷やして固めるまでのプロセスが・・・ない。
横っちょのことばかりしていて、(周囲を冷やしたり、ガレキを片づけたり)
本体に対して何も考えられていない。(本家本元の炉心を冷やす方向に向かっていない)
チェルノブイリは、爆発と火災だったので全部ガスになって出て行ったが、
福島第一ではガスを冷やせているので、希ガスで出て行ってる。
気体は時間の経過とともにどんどん減っているので、
飯舘村に飛んでいる量は、だいぶ減った。
これは、原子炉から出る気体がほとんどなくなった。
=もう出尽くした!という意味。
で、どこにいっているのかというと、水の中に溜まっている。
我々の世界ではわかりやすいのでコバルト60で考えるのですが、
コバルト60が、(1000キューリーで完全に人間は死亡する)
1000万キューリーくらい中に原子炉の中に入っている。
1割が水の中に出たとしても100万キューリーが水に入ることになる。
事故から時間がたち経ち過ぎていて、
放射性物質のシールドをするだけでも難工事になってきている。
本来ならば、中の状況を見なくては・・(策を立てようがない)。
今は放射能との戦争状態ですから、
1日経てば1日分濃い放射能の液体ができあがってしまう。
(1日でも早く何かをしろ!ってこと?)
汚染水処理などの細かいやりくりばかりで、事実を直視していないのが悪い!
今は、戦場ですからね!
非常時(放射能との戦争中)だというのに、
がれきの処理は、細かく砕いてドラム缶に詰めて・・・なんてことをやっているから悪い!
臨時ルールを作って、穴でも掘って、とりあえずまとめて埋めて
後になってから処理すればいいようなものに時間をかけるのが悪い。
必要なことは、
●非常時のルールを作って、サイト内を整備する。
(後でもいいものは後で処理すればいい)
●原子炉の建屋の床まで橋頭保を作る準備をする。
※橋頭保:橋頭堡(きょうとうほ、lodgement, bridgehead, beachhead, airhead)は、
本来の意味では「橋の対岸を守るために作られた砦(bridgehead)」を指すが、
更には「敵地などの不利な地理的条件での作戦を有利に運ぶための前進拠点」をも指す。
今まで政府では
タービン建屋のころに熱交換器やポンプを入れて原子炉を冷やす・・・というポン知恵はありました。
ポン知恵なんですよ。
まずは本体を見てみろ!(現状を把握しろ)と言いたい。
■環境エネルギー政策研究所所長 飯田哲也氏の意見
石川氏の意見と同じ。
政府は「東京電力にやれ!」という体制になっている。
日露戦争に例えるなら、
日本海海戦を戦おうとするときに、
大本営参謀にいる政治家が、東京電力と言う船に対して「戦え」と言っているようなもの。
ここで、日露戦争のときの東郷平八郎が必要!
(私、個人的には東郷さんと秋山が必要だと思うけど・・・)
24時間この問題に専念する人をつくって、その人に全権を委任して、
それは東電ではなく国が統括官を指名をして、その人に任せる必要がある。
今、何がどうなってどうすればいいのかが解る人は日本にはいないので、
それを把握する必要がある。
日本のどこかにいる東郷平八郎を探す。
■東京中日新聞解説副主幹 長谷川幸洋氏の意見
新聞も国民も
「30%溶融」とか、発表される数字が本当のことだと思ってきた。
それを元に考えてきた。
でも、石川さんがおっしゃるように全部溶けているらしい・・
最初の実態認識から違っていた。
■厚生労働副大臣 大塚 耕平氏の意見
私も含めて、何%溶けているかは誰にも事実が解らないこと。
誰にもわからないことに対して「全部溶けてる」とか安易なことを言ってはいけない。
■東京中日新聞解説副主幹 長谷川幸洋氏の意見
誰にもわからないことに対して、
毎日毎日、あたかもわかっているかのように
政府や東電から発表されてきたことが問題。