「マクラーレンのベビーカー」
「マクラーレンベビーカー 口コミ」
「マクラーレンベビーカー 評判」などで検索して、このブログに来る人は意外に多いみたいです。

■マクラーレンのベビーカー
http://ameblo.jp/pcwebweb/entry-10387629736.html


過去の日記では、
マクラーレンのベビーカーに乗車中の子供の姿勢と、骨や筋肉、内臓の発達について書いてます。


日ごろ、いろんなところで目にする
『猫背で丸まってマクラーレンベビーカーに乗っているベビー』たちに心を痛めている私なのですが


先日、コストコに買い物に行った際に
マクラーレンのベビーカーがたくさん出ていたので
ちょっと押してみました。

押し心地は、いたって楽チンですね。快適でした合格


でも・・・・

大昔の海外バギーや、アップリカやコンビの歴代モデルを押してきた私には
(30年以上、いろんなベビーカーを押してます)
マクラーレンのベビーカーは、押しながら我が子が見えないという驚きの新発見に驚愕しました叫び


大学生と幼稚園児のママで、コンサルタント!

マクラーレンのベビーカーは、
どうやっても、我が子が視界に入らないという
ママにとっては非常に便利ラブラブで、
赤ちゃんの心の発達にとっては非常に不都合ハートブレイク
ママのための快適グッズでした。



幼稚園のお迎えに来る未就園の下の子たち(0~2歳児)を見ていて思うのですが

アップリカやコンビのベビーカーで来る子たちは、
来る途中にネンネしていて、シートがネンネの状態になっていたとしても、
赤ちゃんが起きたなら、自分の腹筋で起き上がって座ることができますが
(座面はネンネで、子供はお座りの状態になれる)

マクラーレンのベビーカーで来る子たちは、
シートがネンネの状態であっても、お座りの状態であっても、自力で起き上がることができません。

マクラーレンっ子たちは、何度か起き上がろうとシートの上でもがきますが
後方に傾斜した座面のアリジゴクにはまっていて、自分の腹筋や背筋を使うことを許されていない
のです。

1歳半を過ぎるころには、無駄な抵抗は止めてしまい、
ぐったりしたまま乗ってますよね・・・ガーン

小さな子が乗り物に乗っているときの嬉々とした表情ラブラブ!は見受けられません。ショック!

断念と挫折に満ちた、鬱々とした表情で、ただそこにはまっているだけです。
しょぼんガーンしょぼん



こんな現実なのに。。。。
どうして、こんなにもマクラーレンのベビーカーがもてはやされるのでしょうか???



答えは簡単パー

マクラーレンのベビーカーは、ママの視界を遮らないから!
(我が子に視界を遮られることなく、ママはショッピングを堪能できるから)


非常に残念なことですが、
実際に、マクラーレンのベビーカーを押しながらショッピングを楽しむママたちが
我が子の表情に気を配る様子をみたことがありません。

赤ちゃんが泣いたとしても、
赤ちゃんの様子をのぞきこむことなく、
ベビーカーをゆりかごのように前後にゆすり、泣きやむまでユラユラ動作を続けるママさんばかりですガーン

マクラーレンベビーカーの快適グッズが、続々と発売されていますが、
これらも親の都合が第一で、子供の心と体の発達は無視ですね。。。


A型B型の区別があった頃の一昔前のママたちは、
A型に乗せる月齢の子の場合は、対面式ではないベビーカーを嫌いました。

理由は、我が子の表情が見えないからです。

B型に乗れる月齢になれば、子供の方から主張してきますから
あえて対面である必要はなく

子どもの視界を確保するために進行方向を向く背面式にハンドルの向きを変えたり、
もともと背面式のB型ベビーカーに乗り換える(買い換える)のが一般的でした。


ですから、日本のベビーカーは、きちんと子供の視野を確保していました。
リクライニングをネンネの位置まで下げると側面の覆いができて
お座りの位置まで上げると、側面の覆いが平らになるような作りだったんです。
日本のベビーカーは、側面まで覆ってしまうような形ではなかったんです




でも、マクラーレンはどうでしょう???

マクラーレンのベビーカーに乗っている子どもの様子を見ようと思うとき、
正面から見ないと、子供を見ることができません。
側面からは子供が見えない作りなのです。


子どもの立場になってみると・・・
マクラーレンベビーカーの場合、
ベビーカー乗車時の視界は真正面にしかない
ということになります。


視野角でいうならば・・・・90度あるかないかくらいじゃないでしょうか?
これって、メガネをかけている人のメガネ越しの視野と同じくらい、視界が狭いでしょうね・・・
側面や斜め前方、斜め後方からの視覚情報は、ベビーカーの側面を覆う布だけということです。

これは、老化とともに視野が狭くなってしまった老人並みの視界の狭さです。

私のように視野角250度超えの人には耐えがたいことです。

発達の過程において、
側面と斜め前方、斜め後方の視界を遮断しているのが当たり前の状態を継続した場合、
やがて子どもは、側面、斜め前方、斜め後方を観ることをやめてしまうでしょうね・・・


実際の視野が狭くなること(モノの見方が狭くなること)は、
思考の視野が狭くなること(考え方の幅が狭くなること)につながります。

言語からのインプット(言語を理解することによるインプット)が難しい月齢の子供たちは
視覚や聴覚からのインプットに、とても重きを置いて生活しています。

視野が狭い=視覚情報からのインプットの情報量が少ないということなのです。


月齢や年齢の低い子供の場合、視界を遮られるのが当たり前の生活を強いれば
自発的に視野を広げることを止めてしまいますし、
ある程度の年齢になるころには、狭い視野角で視界が固定されてしまうでしょうね・・・・
(観ようと思っても、見えない目になってしまいます。)

個人的な考察ではありますが、
この状態は、
真横から何か飛んできたとしても、反射で避けることのできない子供を増えしてしまうんじゃないでしょうか???
(子供たちから『反射』という能力を奪ってしまいそうですよ・・・)


いいことないと思うんですけどね・・・・マクラーレンのベビーカーって。。。



そういえば・・・
マクラーレンのベビーカーに乗っていて、1歳代でおむつを卒業する子っていうのも見かけませんね。。。

1歳代でおむつを卒業するためには、
いかに親と子のコミュニケーションがとれるかということが重要ですから
無理もない話かもしれませんね・・・・