3D映画映画がどんどん増えて、3Dテレビテレビも続々と出てくる今日この頃。

目目が悪くなるとか、三半規管が狂う叫びとか
そういうことも当然悪影響として考えられるのですが、

一番、良くないことは、
現実に重きが置かれなくなることパー
 ではないでしょうか??


仮に、技術がどんどん進歩して

立体の森を再現できるようになって、そこに人工の風で森の香りを流したとしても
それは、森ではないわけで

それを森だと思ってしまう子供たちが増えていったとしたら・・・

未来の子供たちは、木々や草花や虫たちと心を通わせることができなくなってしまう。。



仮に、丹精込めて育てたバラが入手できないからといって、

精巧につくられた造花のバラにバラの香料をふりかけて、
本物そっくりのバラを作ったとしても

その偽物のバラの中には、
細胞分裂が生み出した数学と哲学による秩序(神の技)はないわけで

人は、バラという花そのものを理解することはできないのです。


頭で理解することだけではなく、
五感で感じることって、重要だと思うんですけど・・・・




もし、子供たちの学習の場で、仮想現実が多用されるようになったら・・・


本物であることや、生きていること(命あること)に対して
それほどの重要性が求められなくなったとしたら・・・・



人としての秩序は、保てなくなるのではないかと・・・心配になります。

自然との調和や、他の生物との共存なんて、
意識することのない大人たちで、あふれてしまうのではないかと
将来が不安になります。



立体ではないものを立体に見せることで、いったい誰が得をするのだろう???


メディアに関わって、メディアに働く資本の論理に心を痛め
作り手と受け手のギャップに悩み。。。

そんな私が言えることは

メディアが伝える映像は、誰かの意図でしかなく、
真実ではない虚像だということ



小説やドラマは、
作り物の世界だという認識のもとに楽しむ人が多いと思いますが

ドキュメンタリー番組が作り物だという認識を持っている人は、
いったいどのくらいいるのでしょうか?
(テレビ番組は、プロデューサーの意図によって、つくられるものです)



私は、イラク戦争の時にテレビの恐ろしさをイヤというほど感じました。

あの戦争、
日本の各テレビ局の報道内容と、
フランスのF2の報道内容と、
イギリスのBBCの報道内容と
アメリカのCBS、CNN、ABCの報道内容と

お国柄が違えば、言っている内容が、戦争そのものが、まったく違ったんです。


どれが本当かなんて、現地に行って当事者になってみなければわからない!
これが、真実です。


テレビで報道されるニュース映像は、
誰かの意図や意思が入って作られた「作り物」であって

もはや真実ではない。

ニュースでさえ、リアルではないのです。

私たち大人でさえ、テレビの普及によってリアルとバーチャルの境目はあいまいな昨今です。

幼少期から3D映像で虚像を見せられて育つ子供たちは、
「真実」というものを、いったいどうやって認識するようになるのでしょうか???


この情報化社会で、子育てをするにあたり

親に求められる能力は、
「本当のこと」と「作り物」の違いをハッキリ教えていくことなのかな・・と

そう思った、朝でした。