レジストリのアクセス許可が無くWindowsUpdateやOfficeインストールが出来ない | Tascal PCサポート情報

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お客様から

WindowsUpdateがエラーになって毎日仕事後パソコン切るときにアップデート画面になるんですけど・・・

とトラブルが。

お伺いすると、確かにWindowsUpdateの一部がインストールエラーになります。
全部エラーになるわけではなく、インストール出来るのもありました。
主にOffice関連のアップデートがアップデートエラーになっています。

チェックを続けていくと、Adobeのアプリ(FlashやAcrobatReaderなど)もアップデートができません。

このパソコンは過去にマルウェアに感染、駆除に苦戦した記憶があります。
おそらくその影響が多かれ少なかれあるのでしょう。

Adobeのアプリはアンインストール→再インストールで復旧しました。
ならOfficeの方も同じことで解決するかな??

・・・とOffice2010をアンインストール→再インストールしようとすると、アンインストール時も再インストール時も、英語並び日本語で、

 
 


のエラーが大量にでました。

どうやら原因はレジストリのアクセス許可が変わっているからの様子です。
おそらくマルウェアがレジストリのアクセス権を書き換えてしまったのでしょうね。

レジストリのアクセス権を書き換えるしかなさそうです。

※レジストリはWindowsの起動設定の要のため、知識が無く設定を変更すると最悪Windowsが起動しなくなります。
自信がない場合はプロに依頼した方がよいです。

regeditコマンドでレジストリエディタを起動します。

 


バックアップを取った後対象レジストリエントリを右クリック → アクセス許可の順にクリックします。

 
 

詳細設定 → ユーザーを指定して一番下の「子オブジェクトのアクセス許可すべてを、このオブジェクトからの継承可能なアクセス許可で置き換える」に☑を入れ、適用→OKの順にクリックします。

これでアクセス許可が書き換えられ、アクセス権が復旧します。

 


無事Officeもアンインストール→再インストールができ、WindowsUpdateもエラーが出ることなく完了いたしました。