「この漢字には点がいるのかいらないのか。」
「この漢字にははねがあったかなかったか。」
とよく言われているのがゲシュタルトの崩壊です。
最初は袋の中身を扱っていたはずなのに、いつの間にか塊として扱うようになる。
これをゲシュタルトといいます。
例えば、新しい場所に行った時、初めて出会う階段のはずなのに、その階段はいとも簡単に登れるし、
初めて出会うドアなのに、いとも簡単に扱えます。
これはゲシュタルトのなせる技です。
日常の社会生活を送るという上において必要な能力ですが、ときに不必要なときもあります。
今までのパターン通りに行っている処理なので、柔軟性に欠ける場合があります。
サッカーの詳しい専門家たちを30人位集めて、15人、15人に分けて、次のリーグ戦の試合の予想をそれぞれにさせました。
みな同じくらいの予想力があります。
制限時間は30分。
Aグループは何もしません。
しかし、
Bグループには2分ごとに集中できないように、邪魔をします。
爆音を鳴らしたり、ねずみ花火巻いたり、子供を入れて走り回したり。
そうすると、
Bグループのほうが、予想結果がよかったのです。
何回やっても同じ結果が起きます。
考えるというのは、「考える人」を代表するように、一点を見つめて、じっくり考えるのは一番効率が悪いです。
ゲシュタルトに頼ってしまうため、過去の自分を超えることはできません。