「みのもんたの日本ミステリー」第4回目放送分の感想  その3 | 「物語を物語る」案内サイト アメーバ版                          

「みのもんたの日本ミステリー」第4回目放送分の感想  その3

「みのもんたの日本ミステリー」第4回目放送分の感想  その3
前回の続きです。

邪馬台国は四国にあった!?

番組ホームページから
『女王・卑弥呼が治めた邪馬台国。その所在地は九州とも畿内ともいわれ、未だ結論が出ない歴史上最大のミステリーの一つとなっている。しかし昨年、卑弥呼の即位と同じ頃に造られた古墳や神獣鏡が四国で発見された! 日本中の歴史学者や考古学者を震撼させた“邪馬台国は四国にあった”という新説を、「魏志倭人伝」の記述とあわせ検証していく。その過程で次々と明らかになる衝撃の事実とは!?』

では「邪馬台国は四国にあった説」ですが、番組では根拠は5つほど上げています。

①2007年3月、徳島県鳴門市に、日本最古の前方後円墳が発見された。「萩原2号墓」といい、石積式の前方後円墳。年代測定によると西暦200年前後となり、時代的には卑弥呼・邪馬台国の時代となる。当時、徳島に力のあった豪族がいた証拠となる。
解説は徳島文理大学教授 石野博信氏で、「卑弥呼が登場するのに大きな役割を果たした一族の墓である」と語り、邪馬台国四国説を推す。
また、国史研究家・高校教諭 林博章氏の解説によればこのあたり一帯は古墳だらけだということ、八人塚古墳は全長60mもあり、付近一帯には1000基の古墳がある。古墳密集地だということ。

②邪馬台国があったとされる場所については様々な説があるが、有力なのは「近畿説」と「九州説」の2つ。
だが、ともに矛盾点がある。「魏志倭人伝」によれば、近畿説(一般的には畿内説というが、番組では近畿説となっているので、近畿説で以下統一)は「方向が違う」、九州説は「距離が合わない」といわれる。
そこで、古代史研究家 大杉博氏の研究によれば、朝鮮から出発した使者は、上陸地が高知県宿毛町あたりではないかと推測(ここが投馬国)、そこから距離的に見て、徳島に至ったのではないかということだ。

③魏志倭人伝によると、邪馬台国について「その山には丹がある」と書いてある。
丹とは水銀のことで、邪馬台国に中には水銀丹(朱)の出る山があると、書き残している。邪馬台国時代の水銀鉱山跡というのは、徳島阿南市の若杉山遺跡でしか見つかっていない。水銀を生産している遺跡は、他の場所から発見されていないので、ここだけらしい。よって「丹がある」という一文からすれば、四国説はかなり有力となる。

④邪馬台国の時代から続く1800年続く一族「阿波忌部一族」がいる。
この一族は、古代から現在まで続く天皇家の宮廷の祭祀をしていたという。儀式の中で、(大嘗祭のことか)、麻で作る織物(アワタエ)を献上する役割である。現在の当主は三木信夫氏であり、番組内でインタビューに答えている。その中身は「阿波には大きな先進文化をもった部族がいたことは確かで、その後、この部族は阿波から近畿へ移動して日本の礎を築いた」と語っていた。

⑤近畿と四国の地名の一致。山城、伊賀、大阪、河内、勝浦など近畿にある地名は、徳島にもある。
徳島や香川で作くられた壺などが、同じようなものが近畿でも出土している。徳島と近畿に何らかの関係があるということか。

と以上が番組内容。

私的感想。
今放送の中では一番信憑性がある。(この説が正しいという意味ではなく、内容があるということ)
というのも、邪馬台国所在地としては、近畿説、九州説のほかに、吉備、出雲、四国、尾張、千葉県、甲信、岩手県などがある。どうやら、四国説はその中でも有名なものであるらしく、この説を唱える人の研究も充実しているようだ。だから「佐々木小次郎は暗殺された」とか「関が原の戦いはエリザベス女王が黒幕だった」などのトンでも説よりもネタ元が確りしている分、中身があるということだ。

私は、鯨統一郎「「邪馬台国はどこですか?」(創元推理文庫)の東北説が好きですね。


ほかに、地名でいえば、「阿波」の人が、関東に流れて「安房」という地名をつけたという話があって、文化が西から東に移動していったという話を思い出した。そう考えると徳島あたりに大きな勢力があったと考えてもいいかもしれない。(ただしそれが邪馬台国かどうかは分かりませんが)


日本のルーツは古代イスラム 天狗の正体は古代イスラム人だった!?

 番組ホームページから
『第1回の放送から番組が追い続けている壮大なテーマ「日本のルーツは古代イスラエル!?」の調査過程で我々は奇妙な情報を得た。かつて牛若丸が天狗から兵法を学んだという鞍馬山。その中腹にある鞍馬寺には、なんと古代イスラエルのシンボル“ダビデの星”が存在していた…!更に日本各地の天狗の伝説・遺物を調べていくと、その高い鼻や頭につけている兜巾、ホラ貝、大きな葉の団扇と古代イスラエルの共通点が次々と明らかに!?果たして天狗の正体と、そのルーツとは…!?』

ということでこれは、日本人ユダヤ人同祖説。
学研「ムー」ブックスによくあるようなネタ。
番組全体として見ても「ムー」色が強いです。

さて、こういった歴史ものを扱うときは、番組最後とかに参考文献や参考資料といったものが、エンドロールで流れたりします。それを視聴者が見て参考にし、その説はどこが元になっているのかを知るわけですが、この番組にはそういったものが流れません。参考にした資料を全部流せとは言わないが、主なものを言わないとダメです。
多分、この番組はネット情報を主として番組を作っているようです。ネット検索で調査した場面が何度も放送されているので多分そうでしょう。つまり「ハローバイバイ関の都市伝説」くらいのレベルのものが多いということです。

ほかに「NASAが研究する不食現象 日本にも不食の超能力者がいた!?」がありましたが、これはどうでもいいです。

追記  前回の記事で公式番組ホームページからコピーしたものに「石田光成」という記述がありました。正しくは「石田三成」です。