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「ケネディ暗殺番組を平然で放送した日テレ」と「これをインチキだと書いた週刊新潮」



週刊新潮「3月20日」号のワイド記事で「鳥越俊太郎まで加担した日テレ『ケネディ暗殺』インチキ番組」という記事が出ていた。


番組は「大統領は私が撃った! JFK事件45年目の衝撃」。

番組内容は、そのとき私が書いたものがあるので、まずはそこから読んでください。
http://pcscd431.blog103.fc2.com/blog-entry-255.html


さて、週刊新潮では、この番組がインチキであると指摘している。
自分もこの番組を見てすぐに書いたが、疑問点も多く、やはり「嘘臭い話」だった。そのときも書いたが、どうして今さらこんな告白をしたのか(嘘だとしても)、という疑問が残る内容だった。番組では肝心なところは、曖昧な答えしかなかった。


では、週刊新潮が「インチキ番組」だと指摘している部分を書き出してみましょう。

①この告白VTRは、アメリカではDVD化され、販売もされているもので、世界未公開のスクープ映像ではない。
②アメリカ現代史研究家・奥菜秀次氏の意見として、「紹介されていた警察無線テープは、証拠認定を却下されたもので信用がない。証人として紹介された「赤いスカートの少女」もスタッフが発見したように放送されていたが、他のアメリカ番組ですでに指摘されていたこと。
③城西国際大学・土田宏教授の意見として、「ファイルズの証言が嘘だというのは研究家の間では定説となっていること。また発見された薬きょうの歯型も本人のものとは証明されていないということ」

まあ、全体的にインチキ臭いということだ。

さて、ここまではいいでしょう。
変なのは、こうした疑問点を、新潮の記者は、番組にゲスト出演していた鳥越俊太郎氏にぶつけてみたということだ。鳥越氏は「このようなことは知らなかった」とし、視聴者にこれが本当だという風にミスリードしたことになるだろう、とも言った、と書いている。
しかし、そんなことを鳥越氏に言っても仕方あるまい。
彼はただ番組に呼ばれて、見たものの感想を言うだけの役目であって、番組内容に直接関わっているわけではないのだから。
しかも週刊新潮は「仮にもジャーナリストである。視聴者をミスリードし、インチキに加担した」と言って鳥越氏を非難している。
これでは、怒る矛先が違うんじゃないのか。
週刊新潮が、文句を言うべきは日本テレビであり、この番組を作った制作会社だろう。


見ていた視聴者からしてみれば、どうしてこんな番組を放送したのか、その経緯が知りたいのに、そこを週刊新潮は追及していない。私はそんな突っ込んだ記事が読みたかったのに。
となると、新潮もこの番組と同じで、読者(視聴者)の要求に答えていないということか。
となると、日テレも週刊新潮も、言う方も言われ方も、「どっちもどっち」ということなのか。


そして残る最大の疑問は、「だれがケネディを撃ったのかよりも、どうして、これを日本テレビが今さら、放送したのか」でしょう。
ある意味、そっちの方が、ミステリーかもしれない。