「徳川埋蔵金の謎」とTBSテレビの体質。
このところのTBSテレビの不祥事続きで思い出しました。
そうあの一昔前にテレビで散々やっていた「徳川埋蔵金」のことを。
自分がブログに載せている歴史ミステリー小説「東毛奇談」の第6章で、この徳川埋蔵金の謎を取り上げているのですが、今、読み返して、ちょっと面白い記事を引用してたので、載せます。
それは糸井重里著『あるとしかいえない』 (集英社)です。
以下引用します。
『1990年6月に放送されたもので、最初は超能力者が徳川埋蔵金を探すという内容だった。当時のチーフPだったS氏は、アメリカの有名な超能力者を起用して特別番組を手掛けていたが、スプーン曲げ以外のやり方で超能力を表現できる番組はないかと考えてたのだ。「超能力を使って埋蔵金を探すという話は、PだったK氏と一緒に飲みに行ったときにたまたま思い付いたことなんですよ。まあ飲み屋での馬鹿話っていうか、そういうのって面白いじゃなかというたわいもない話でね。でもK氏がそりゃいけるかもしれないってTBSのS氏に提案したんです」と番組制作会社のDが言ったというのである。この埋蔵金の企画が、六本木のミニクラブで酔っ払いの思いつきで始まったのは、いまでも有名な逸話である。しかも赤城山を選んだのも埋蔵金を掘っている話を聞いていてこれも思いつきに近いという』
あれだけ、世間を騒がした番組もこんな安易な形で始まったんですね。
テレビ番組なんてこんな感じで作られているんでしょう。TBSに限らず、番組プロデューサーの製作費横領事件が多発しているのは、夜の接待が多いからですかね。
ところで、徳川埋蔵金はすべて作られたデマなんですよ。それをプロデュースしたのは勝海舟です。そして、そこに新田一族の末裔が……。といった内容で小説は進みます。
今はまだ第4章 本能寺の変です。ちなみに第5章は仮名手本忠臣蔵の謎です。