Intelの今後 | PC小話+情報系を学ぶ大学生ってどうなのさ~

Intelの今後

なんとなくIntelの今後について適当に予測

デスクトップ向け
Pentium4はデュアルコア化の再のシングルスレッド性能の低下を防ぐというマーケティング上の理由により、3.8GHzに据え置かれます。しかしながら、プロセス技術の改良は続きますので、今後はTDPの低下と共に、3.8Gモデルのクロックアップ耐性の向上が期待でき、マニアな世界では再びオーバークロック全盛時代に突入する可能性があります。その一方で周波数向上が停止することにより、価格の維持が大きな問題になり、利益率の低下があるかもしれません。メインストリームは現在も3.0GHz弱ですので、今後も通常どうり高速化が進むと考えられます。
チップセットのDDR2への移行は意味がないと言われつつも今後も強引に進んでいく物と見られます。(メモリーだけ早くしてもFSBとバランスが悪いと性能は伸びにくい)
HDDのSATA化は引き続き促進されると考えられ、HDDメーカにはNCQの対応を求める事となるでしょう。将来デュアルコアに移行した場合には、HDDアクセスも複数のスレッドからの物が同時に発生し、NCQが無いと性能が落ちますで、今から移行を進めて、デュアルコアに移行時にはメインストリームにもNCQが採用されるようにしていくと予想されます。

ノートPC向け
PentiumMチップは、順調に性能を向上させてきており、IPCが高いこともあり、ベンチマークによってはPen4を抜く結果を出せるように成るでしょう。性能向上に伴って、コンパクトデスクトップ向けの出荷も増加すると考えられ、ノートPC用も非常に高いシェアがありますので、今後出荷が増加していくでしょう。
次期デュアルコアについても、もともとコアのサイズが小さめなので、それほど無理せずにでてくると思われます。

サーバ向け
サーバ向けチップはノースブリッジとCPUの接続がシェアードバスに成っていることが大きな問題となっていますので、今後はPoint to Pointのバスに変更されることに成るはずです。CPU数が増えて処理できるデータが増えるのに、バスの帯域が小さくなっては性能が生かせる訳が無いので、これはいいかげんにインテルさんも手を打たないわけにはいかないでしょう。(シェアードバスではディバイス数が増えると周波数が上げにくくなるため、Pentium4 EE>Xeon>XeonMPという風に周波数が下がってしまいます)
メモリーのDDR2化は順調に立ち上がっているようですので、今後サーバ向けチップセットはすべてDDR2に成るでしょう。(XEONのFSBを800MHzに上げたが、レジスタードのDDRでは400MHzを出すことが難しかった関係上サーバ向けはDDR2-400に流れている)