11月3日(土)、伊勢原音楽院ムジークホールで開催された、
小川典子さんのリサイタルに行ってきました。
毎年行われているこちらのホールでの小川さんのリサイタル、
今回は、音楽史の各時代背景と、その時代の代表的作曲家の説明とエピソードを、
テレビアニメや、舞台・朗読などで活躍されている、
声優の森田樹優さんの表現豊かなナレーションで、始まりました。
バッハの平均律第1番のプレリュード、平均律とは何ぞや、から音楽史が始まり、
その後、古典ではモーツァルトの奇才ぶり、ロマン派はシューマンの繊細さ、
近現代ではドビュッシーの型破りの作曲法などなどを、まるでアニメの物語を
見ているかのような生き生きとした語り、クリアかつ繊細で美しい発音の
ピアノの演奏で、時代の流れと共にプログラムは進みます。
特に印象に残ったのは、エルガーの威風堂々。
たった一台のピアノでの演奏なのに、いろんな音がうわーっと渦巻いて、
まるでオーケストラでした。
また、アンコールは、圧巻完璧鳥肌モノのカンパネラ、
こんな近距離で拝聴(ガン見)できたのは稀有なこと、素晴らしくすごかったです(@_@)
今回のプログラムは私個人的には大好きな曲ばかりで、その迫力ある演奏を間近
(本当に真ん前)で聴くことができ、幸せ感動のオンパレードでした。
演奏の後は、小川さんがイギリスの「お貴族」の奥様から薦められたという、
格調高いお紅茶と、ホールオーナーお手製の美味しいケーキが振る舞われ、
贅沢な午後の時間を過ごさせて頂きました♪by piro
~プログラム~
バッハ 平均律第1巻第1番前奏曲
モーツァルト トルコ行進曲
ベートーヴェン エリーゼのために
シューマン トロイメライ
ショパン バラード第1番
ブラームス 間奏曲Op118-2
エルガー 愛の挨拶 威風堂々
ドビュッシー 水の反映 月の光
チェロソナタ第1楽章
(チェロ:軽部由布)
サティ グノシェンヌ ジェテブ
バレエ音楽「本日休演」より映画音楽
ピカデリー
(アンコール)リスト ラ・カンパネラ
(小川様・森田様より写真掲載を快諾頂いております<m(__)m>)