芸術の秋ですね。今週はお楽しみイベントが盛りだくさんでした。
汐留のベヒシュタインショールームへ試弾に出かけました。
ベヒシュタインやホフマンのグランドピアノ、アップライトピアノをいろいろ弾き比べて、それぞれ味わいの違うタッチと音色を体感させていただきました。中でも、中古のモデルⅤは、6本脚で高貴な装飾が施されていてとても美しいピアノでした。タッチも軽やかでクリアな音色、とても素敵でした。ベヒシュタインも憧れのピアノです。

そして、毎年足を運んでいる水精会のピアノコンサート。
バッハから始まり、ベートヴェンゾナタ、ロマン派、ドビュッシー、初めて聴いたポルトキエヴィチ、内容の濃く安定した演奏ばかりで、気づかされることがたくさんありました。お目当ての2台ピアノ、アレンスキーの組曲第4番は、お二人の見事なまでの曲作りに惹き込まれました。絶妙な音の重なりが、この曲の魅力を引き出しているようでした。
それから、笛吹き子さんの先生も素晴らしいかったです。ブラームスのop.76から5曲弾かれましたが、楽譜が見えてくるような隅々まで丁寧な演奏で、本当に素敵なブラームスでした。
コンサートの最後は、恒例の久富先生のピアノとフラメンコで締めくくられました。
そして今日は、マッサーリア先生門下生によるコンサート。
会場は田園調布にあるピアノサロンノア。駅から近くてとても便利です。
出演者の方々は技術的にも大変高度な演奏者ばかりで、それぞれの確固とした演奏スタイルが印象的でした。始まりは、クラシックの基本~ソナタ ということで、ベートヴェン、ショパン、スクリャービンと違う時代のソナタを集められ、興味深く聴かせていただきました。
お目当ての上野さんは、今年はドビュッシー ベルガマスク組曲。月の光は、澄んだ音が響いて、客席全体がうっとりでした。いつも素敵な演奏を聴かせていただいてありがとうございます。次のコンサートも楽しみにしています。 by betty