毎年この梅雨の時期に来日されるデボラ先生。
16日から21日まで、びっしりのスケジュールにもかかわらず、
疲れを見せることなく、本日帰国の途につきました。
19日のレクチャー演奏とワークショップは、
「音色、タッチ、脱力のテクニックについて」
という、興味深いテーマで行われました。
れんとのメンバーも5人参加しました。
デボラ先生のレクチャー演奏は、テーマであるテクニックをわかりやすく表現できる選曲で、繊細で柔らかく、そして美しく響いていました。
そして、その後のワークショップでは、そのテクニックを実践するという、
聴講生参加型のもので、たいへん楽しく勉強になるものでした。
ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女とショパンのワルツop.64を部分的に弾くのですが、亜麻色の最初のDesだけでも、皆さんの音がさらに艶々とした音色に変化していくのがわかり、音を鳴らすことの奥深さを感じました。
今年もピアノに取り組む楽しさと演奏する勇気を思い出させていただきました。 by betty
<演奏曲目>
・バッハ 平均律第1巻 ロ短調プレリュード
・ドビュッシー プレリュード第1集より
音と香りは夕べの大気に漂う
雪の上の足あと
・ヒナステラ 若い女の踊り
・ドビュッシー 美しい夕べ(歌曲)
・ショパン 即興曲第1番op.29
バラード第3番