昨日の土曜日、現在期間限定で一般公開されている、横須賀の海上自衛隊の田戸台分庁舎に行ってきました。

この施設は横須賀鎮守府長官の宿舎として、 1913年(大正2年)に建設され、以来昭和20年の終戦までの歴代長官が居住しました。終戦後、アメリカ合衆国に接収され、昭和39年まで在日米海軍司令官等が居住、昭和44年に防衛庁に移管され、現在、海上自衛隊横須賀地方総監部が管理、国内外高官・要人の接遇、各種の会議場等として使用されているそうです。


お目当ては、そこのリビングルームにある、
スタインウェイのピアノ。
詳しい来歴などは不明だそうですが、大正14年にハンブルグで製造されたものだそうです。
廃棄寸前のところで、価値あるピアノだということをわかってもらい、250万円かけてオーバーホールしてもらい、今の姿があるそうです。

長い間、その存在と価値を認めてもらえてなかったピアノ。スタインウェイなのに。
一般公開の期間中は、その場で申請すれば弾かせて頂けます。
その音色は、自己主張するかのように、とてもよく鳴っていました。

もう少し、ちゃんと弾いてみたい、仲良くなりたい、そんなピアノでした。
by piro