コンスタンチン・リフシッツのオールバッハプログラム、全3回シリーズの第2回目に行ってきました。
会場は上野の東京文化会館小ホール。
「音楽の父、子息への愛&晩年の傑作」ということで、
演目は
・インヴェンションとシンフォニア
・4つのデュエット
・音楽の捧げもの

リフシッツは初めて聴きましたが、声部の扱いはもちろん素晴らしく、1音1音に深みがあって美しい立派なバッハでした。
インヴェンション(2声)からシンフォニア(3声)に移った時の幅の膨らみも、声部が増えるとはこういうことかと改めて感じました。
先日の懇親会でインヴェンションの話題がありましたね。
プログラムにはこのように書かれていました。
~自筆譜の序文によれば、この曲集は演奏のみならず作曲の手引きである。「インヴェンション」という表題(良い楽想の獲得の意)がそれを裏付ける。~
だそうです。
その続きに書かれていた「声部の徹底した自立」という言葉は心に刻んでおきたいと思います。by betty