今まで
大きな病気をしたことのないわたしが
30代で
完全房室ブロックと言われて
ペースメーカーを入れるまでの話
周りの人に勇気づけられ
とうとう入院の日を迎えたわたし
新卒からずっと
医療機関に勤めているわたしだけど
病棟のことは
ほとんどよく知らないし
もちろん入院自体初めてだったので
クラークさんにお部屋に案内され
部屋の備品について説明を受けた後は
ポカーン
てなった。。
ポカーンしていると
ついに
担当の看護師さんがやってきて
やさしくいろいろ説明してくれた
「入院するのは初めてですか?」
「はい。ポカーンってなってます。。」
というと
「何でも聞いてください!」
と。
こんな一言だけでも
安心するう!
看護師さんて本当に
素晴らしいお仕事よねえ〜
仕事してると
まじで嫌な看護師とかいるけど
きっと患者さんには優しいんだろうな
なんて失礼なことを思いながら
翌日の手術の準備について
説明を受けた
手術の予約をした時点で
手術の時は
尿道にカテーテルを入れるのは
聞いていたけど
気になってたことがあったんだぜ
それは
生理なんだけど
どすればいいの??
相談してた
知人の元カテ室看護師さんは
前の病院での
ペースメーカー手術では
そういう申し出があった人には
紙パンツ渡して
夜用ナプキン用意してもらってた
って聞いていたけど
わたしの入院した病院では
おむつ宣告された。。
おむつかあ〜
幼少の時以来やな…
ちなみに以前の職場だった病院では
尿道カテーテルも入れてなかったらしい
なので知人看護師さんの予想では
カテーテル入れるってことは
術後の安静も長めなのでは??
ってことだった。
術後のベット上安静が
長いのはつらいので
その時間も気になってたけど
聞いたら
ギャッジアップ30度までで3時間
が目安らしかった
3時間くらいなら我慢できそう!
手術は午前中2番目で
朝ごはんは抜きで
お昼から食べられる
ってことだった。
そうこうするうちに
主治医の先生が
お部屋に来てくれた!
「先生!
わたしここんとこ1ヶ月以上
絶好調なんですけど…」
と伝えると
ニコニコしながら
「どうする〜
今ならまだ退院できるよ?
まだ様子みたいって言うなら
それでも良いよ」
こ
この土壇場になっても
キャンセルしても許してくれるの?
先日は職場の先生に
「キャンセルするなら
今すぐ連絡しないと!
もうベッドもおさえてるだろうし」
と言われて
謎のプレッシャーを受けたので
主治医の先生のこの言葉に
わたしはやさしさを感じた
「え、でも治らないんですよね?」
「うん
いつかは脈下がってくるよ
でももうしばらく
制限のない生活を送りたいっていうなら
それでも良いし
リードレスペースメーカーの話も
前にしたと思うけど
そういう選択もあるし
明日の朝までやるかどうか
悩んでもらってもいいよ〜」
やさしい…
もうこれだけで充分だった
「いや、もしキャンセルして
また次予約したとしても
その日を待つ2ヶ月とかの間に
また調子良くなったら
どうせまた悩むので
もう入れてもらおうと思います」
先生とはもう手術のときまで
会えない と思っていたので
最後にこれだけでも話せて
本当に良かった
ただこの時
私服で来た先生が
リュックを背負っていたのを
ジットリ嫉妬の目で
眺めたわたしであったw