こんにちは。
日本一わかりやすいパソコンの先生、「パソコン一休さん」こと、いわいたかゆきです。
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メールやインターネットで意味不明な文字列が表示されて読めなかったということありませんか?
この現象は、一般に「文字化け」と言います。
この文字化けが起こる理由について解説したいと思います。
文字化けが起きる仕組み
コンピュータの内部では、文字は文字としてでなく、割り当てられた番号であらわされています。
Webページやメールは実際の文字ではなくこの番号で送られてきます。
この番号を実際の文字として表示させるにはどうするかというと文字と番号の「対応表」を用いて復元させます。
対応表は、文字通りどの番号がどの文字に対応しているか表す一覧表です。
実際にはもっと複雑ですが、初心者の方にも分かりやすいように簡略化したものを例として、図にしてみました。
対応表1では、「けいかく」というひらがな4文字は、「09 01 06 08」という番号であらわすことができます。
この番号を文字に復元するとき対応表1で復元すればよいのですが、間違って対応表2で復元すると「ぬろとり」という意味不明の文字となってしまいます。
また、「こうかい」は、対応表1では「10 02 06 01」となりますが、文字に復元させる時に対応表2で復元させると「□はとろ」となります。対応表2の「10」には文字が割り当てられていないため「□」(四角)が表示されています。
携帯電話の絵文字入りのメールがパソコンから見ると表示されずに「□」や「=」となっているのはこの現象です。
この文字と番号の対応表は「文字コード(表)」と呼ばれるものです。
ちなみに、文字コードに基づいて、文字を番号に変換することを「エンコード」と呼びます。
文字コードには、名前がついており、日本語では、「Shift_JIS」「UTF-8」「EUC-JP」「ISO-2022-JP」などいくつかの種類があります。
メールやWebページは、文字から番号へ変換(エンコード)したのと同じ文字コードで復元しなければ文字化けが起きてしまいます。
文字コードの変更は、ブラウザソフトやメールソフトのメニューの中にありますので、文字化けしている場合は、「エンコード」の設定を正しいものに変更してあげるときちんと表示することができます。(^.^)
ちなみに、このブログは、文字コード「UTF-8」でエンコードされています。
Windowsのメモ帳などでは、Shift_JIS(シフトジス)が使われている場合が多いです。
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最後までご覧いただきありがとうございました。(^.^)
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