移動用キャリーを考えてみよう(・e・)なんでち | ぴいちゃん工房

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止まり木作ってます。

 

4月20日のセキセイインコ会、絶賛ご参加受付中ですー。

が、現在10羽。

まーこんな感じではないかと思います。

 

14羽位にはなるかな???

 

 

 

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ご要望の多い、小型の鳥さんの移動用のキャリーやケージのお話しです。

「これが正解ですよ」という事ではありませんので、飼い主さんと愛鳥さんでよく相談していただいて、創意工夫で安全で使い勝手のよい移動空間を考えてみてください。

 

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日本に住んでいるからには「防災」という事を考えないといけません。

 

と、いう事は、それに備えた訓練なども意識しておく必要があります。

 

普段のお出かけや通院はまさにその訓練に該当しており、

家を出発→乗り物など移動経路→目的地→乗り物など移動経路→自宅へ帰宅、と、4つのアクションがあり、そのいずれかの部分を断ち切られた場合にどうするか?というイメージを持っておく必要があります。

 

例えば、うちの自宅から行きつけの病院さんまでは、クルマで20分かかりませんが、途中に一級河川の橋があります。

震災などの場合は、それが倒壊し帰宅できなくなる可能性もあります。では病院に戻れば?となりますが、病院さんが被災してしまう可能性もありますので、基本的には災害発生時の初動は自助(自分の事は自分でなんとかする)が基本となります。

通院の度にこれをイメージしていると、非常食と水はこの位持っていけばなんとかなるかな? という防災のイメージが出来ます。

 

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うちでは、皆さんご存知の通り

 

ぴいちゃんはHOEIさんの101を新幹線仕様(?)にして、

 

おもちはサンコーさんのクリーンケースのLサイズ(色々加工済み)を使っています

 

おもちの方のサンコーさんクリーンケースは、中が明るくて蓋が開閉しやすいので使っていますが、このケースにはドアがありません。

飛ぶのが苦手なおもちだからこそ出来たことで、通常の飛べる子の通院でしたらドア付のプラケースの方が病院の先生が扱いやすいと思います。

 

「ぴいちゃんとおもちを一緒に入れて移動すれば?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、おもちが他の鳥を不快に思うやつなので(笑)、基本的にはおもちの移動はケース、又はキャリーに一羽のみで行っています。

二羽で狭いキャリー内でいざこざが起きて、怪我をするのは飛行能力の低いおもちの方なので。

 

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HOEIさんから「ハートフルキャリー」という多くの皆さんが愛用されている使い勝手のよいキャリーが発売されています。

 

 

 

HOEIハートフルキャリー

 

 

このハートフルキャリー、サイズの割に重く感じられる方もいらっしゃると思いますが、この製品は全体の強度を上げるために網の線径を太くしています。

101→線径1.6mm→1.6kg

ハートフル→線径2.0mm→1.6kg

と、一回り小さいですが同じ重量になっています。

ハートフルは完全に移動用の設計ですので、移動中にあらゆる方向から力がかかっても大丈夫な強度になっています。

(組み立てが大変なのは網部品の強度が高いため)

 

また、ハートフルには下トレイがありませんが、これは移動中に中の水がこぼれた場合に外に流れ出すのを防ぐためです。

とてもよく出来ていると思います。

また、このキャリーは新幹線で車内持ち込みの出来るサイズになっています。

 

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このハートフルを上手く応用してお使いになっている飼い主さんがいらっしゃいまして、

(マメルリハさん二羽のお宅です)

 

 

これがそのキャリー(爆)

 

中に樹脂の小さい棚板を加工した物で間仕切りとされています。

 

どうなっているかというと

 

こんな感じだ(爆)

ハートフルキャリーを一台買ってくると、

底板×1、天板×1、左右網×2、手のりドア×1、食器ドア×1という部品構成ですが、これを二台買ってきて(爆)、手のりドア二枚で組み立てたのが上のキャリーです。

画像で見える側に手のりドアが付いていますが、裏側も手のりドアになっていて、間に間仕切りが付いています。

(樹脂間仕切りは実寸合わせで切断加工をされたそうです)

 

比較的小さいキャリーをさらに半分にしてしまうと窮屈に見えるかもしれませんが、健康なマメルリハさんがお使いという事と、横アミケージですので網伝いに上下移動も楽に出来ると思います。

 

ご自宅には、前後食器ドアのハートフルも用意してあり、状況によって使い分けされているそうです。

災害避難時は給餌給水の楽な食器ドア仕様の方が使いやすいです。

 

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昨年末のクリスマス会でこのキャリーを拝見しまして、一旦記事に書かせていただこうとして「情報量が多い」と書いたと思います。

それはなにかというと???

 

①リピートタイプの結束バンドを使用している

リピートタイプ結束バンド (←コーナンさん通販ページへ飛びます)

 

通常の結束バンドは「使い切り」で、一度結束したらカットして外すしかありませんが、このタイプだと爪を起すと緩めて外す事が出来、非常に便利です。

強度も通常の結束バンドと同じですので安心して使う事が出来ます。

 

 

②給水ボトルを使用している

この二羽のマメルリハさん用のキャリーでは、中の間仕切りに給水ボトルを取り付け、水入れとされています。

間仕切りのこっち側に取り付け、あっち側に飲み口をだしているのが反対向きに二個取り付けです。

 

この給水ボトル、サンコーさんの製品とお見受けしています。

 

 

サンコーさんのイージーボトル150(150cc)

上のキャリーは50ccをお使いだと思いますが、この製品は現在廃版になっています。

 

 

サンコーさんのHPを拝見すると、給水ボトル使用時の注意事項が細かくかかれていました。

看護環境などケージの周りに電気コードが通っている場合は、特にこのボトル類からの水漏れに注意してください。

 

サンコーさん ■ 新品給水ボトルの使い始めの注意点 ■

 

ポイント

※容器に水を入れた場合、空気が残っていると部屋の温度差で容器内の圧力が上がって、ノズルからの水漏れの原因となります。

※蓋の裏のゴムパッキンには予め水を付けてなじませておくと、蓋から水漏れしない。

 

給水ボトルをお使いの方はぜひ上のリンクをご覧になってみてください。

 

 

 

 

 

 

飼育用品というのは、購入時には取扱い説明書を隅々まで読んで正しく使うのが基本ですが、正しく理解した上での少しの応用は安全度の向上と飼い主さんのお世話の省力化をする事が出来ます。

どうぞご参考にしてください。

 

 

 

なんでち(・◇・)