「プロ」とはなんでしょうか?
何かをやってそれを生業としている人? まーそうなんですが
では「プロ」の対義語は「素人」?
いえいえ違います。
↑だと、出来る人と出来ない人というくくりな感じがしますが、それは間違いです。
「プロ」の人が仕事(ボランティア含む)でお話しさせていただく相手の人は「ユーザー」だったり「顧客」だったりします。
「プロ」というのは、このお話しさせていただく相手の方から頂く「称号」であって、それはとても名誉なことでもあります。
自身で「プロ」という言葉を使う場合は「戒め」でないといけません。
「プロ」の人が、「ユーザー」さんに自分の仕事内容をあれやこれやを説明したとして、なかなかご理解いたたけなかった場合、
「素人に説明してもわかんねーだろ」というのは大きな間違いで、
「ユーザーさんにきちんと理解してもらえるように、わかりやすく説明し納得してもらう」のがプロだと思います。
これはすごく難しいのですか。
一番言ってはいけない事は
「これだから素人は困る」
これです。
今回のブログも、嫌な言葉が出てくるかも知れません??
後、間違っても私はペットショップ否定派ではありません。
鳥達に係る人全て、「人と鳥と社会」が幸せになればよい。
と、いつも思っていますので。
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ぴいちゃんなんですが、
ホームセンターのペットショップさん(別テナント)からお迎えしました。
ペットショップの小鳥小動物の部屋で店員さんにこの箱に入れてもらって、そーっとそーっとレジを通してもらって、大事に家まで戻ったのをよく覚えています。
同店にいた通常の子は¥1980-で、ぴいちゃんは手乗りトレーニング済でしたので+¥500-だったと思います。
このお迎えの日の夕方まで、出張で九州に行ってましたので、鹿児島から夕方の飛行機で帰ってきて、羽田から家までダッシュ。
閉店15分前に駆け込みました。(出張前に予約だけ入れておいた)
この時、ぴいちゃんがお店に来た(入荷)のが当月の初旬だったと思います。
お店にいくと、ヒナ雛がわらわらしておりまして。
よくあるパターンで青や緑の雛に混じって、黄色なのが一羽(爆)。
それからしばらく閉店間際にお店に通っていたのはアレなんですが(爆)
当時、自分では「黄色(ルチノー)か白(アルビノ)」セキセイインコを探していまして、あちこちのペットショップを探して歩いた物でした。
まーこの店にぴいちゃんが来たのが、今となっては「ぴいちゃん効果」の始まりだったのですが。
この時、「この子(黄色を指さし)、売れちゃったとしたら、次に黄色い子の入荷の予定はありますか?」と聞いてみました。
店員さんは「問屋さんから[セキセイインコ●羽]と言う風に升箱に入ってきますので、色の指定は出来ないんですよねー」との返事。
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ここまで実話で、これによって私が想像・推測した話が以下です
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ペットショップで販売されている一般的な小鳥さん達は「商品」として店頭に並びます。
と、いう事は????
生産者 → 問屋さん → 店舗 → お客さん と流通します
(繁殖場 → 問屋さん → ショップ→飼い主)
((一般的な商品の流通と同じ))
彼は繁殖場で、問屋さんからの発注によって出荷されます。(生産地は静岡県と明記あり)
最初の難関は、繁殖場で出荷の子を選別しているおじさんの手に乗る事です。
これによって、ぴいちゃんは生家から出てきます。
問屋さんは、一度倉庫を通すのか繁殖場からお店まで直送で来るのかは定かではありませんが、このペットショップの敷地内で繁殖している訳ではありませんので、当然何らかの乗り物に乗って「輸送」されることになります。
そうして、彼は静岡県から東京八王子の南東端にあるこのお店にやってきました。
と、いう事は、
小鳥の、しかも小さな雛です。
繁殖場のおじさんに出荷用として選んでもらったとしても、残念ながら輸送途中で命を落とす子も数は少なくとも必ずは居るはずです。
ぴいちゃんはそれに耐えて、我が家にやってきました。
そして現在に至ります。(おまけとしてメガバクテリアが付いてきました)
ぴいちゃんの仲間兄弟には、本来一緒に暮らすべき飼い主さんのいるご家庭までたどりつけなかった子もいるかも知れません。
これは「生き物」であれば致し方無い事ですので。
現在のペット業界では、国内繁殖の数が安定したセキセイインコは、どうしても安価で取引される対象になっています。
この「低価格」は私達消費者側(飼い主)が「セキセイ高いから安くして」とお願いしてはいないはずで(大昔はそうだったかもしれませんかが)、現在の私達が望んでいる「ショップで販売されている小鳥」は、健康で感染症の無い子なのです。
安価な小鳥を迎えて高額な治療費を掛けてその子の命を伸ばすのが現在の状況であって、
これは不思議なものでペット業界(鳥だけ?)は何故か「品質の向上」にほぼ務めてもらえていないのが現状です。
小鳥など命のある生き物に「品質の向上」という言葉を使うと違和感を持たれる方も多いと思いますが、
健康で長生きをする小鳥たちを、小鳥と一緒に幸せに暮らしたい、と願ってる私達に届けてくれるのが「プロの仕事」のはずです。
そういう長生きをする子であれば、今支払っている治療費分を上乗せした価格でもお迎え出来ます。
一羽の単価が10~20倍になって当然ですので。
ぴいちゃんの場合だと 生体価格が2万~5万円 となりますが
メガバクテリアの治療に同程度かそれ以上の費用と、6ヶ月間の頻度の高い通院期間がありました。
少しもどって、身体に不具合があったり、他の理由で「出荷に至らなかった子」が少数でも出てくるはずです。
その子たちの受け皿となる施設があれば、そこで飼い主は鳥の飼育の勉強が出来て、優秀な動物看護士さんの研修施設になって、里親さんを探す施設となって、「身体の欠損や長期治療なんか屁でもねーよ(笑)」とお迎えしてくれる里親さんと巡り合いの場になるかも知れません。
もしこの先、遠い将来(爆)、ペットの飼育が免許許可制になっても、その講習施設としての役目も担えるかと。
※治療費分を上乗せした価格 で販売しているショップ ←少ないけれどあります
※、「身体の欠損や長期治療なんか屁でもねーよ(笑)」とお迎えしてくれる里親さん ←実際に沢山います
お迎え2日目のぴいちゃん
窮屈な101アーチにデカいおもちゃで、今から見たらとんでもないケージレイアウト。
見返してみたら風よけビニールカバーもすでに掛けてあります(爆)
カバーの奥行を大きくとって、ケージ後面にヒーター掛けです。
お迎え20日後には、465ケージへお引越しと相成りました。
広い465でのんびりとメガバク治療開始です。
では、
「里親」とは??
つづく・・・
そうなんでち(・◇・;)
そうだな(;==)