堺市堺区の自宅マンションで1歳6カ月の男児が意識不明の重体になり、搬送先の病院で死亡が確認された事件で、大阪府警捜査1課と堺署は15日、傷害の疑いで、母親(21)の交際相手で、同居していた無職、古田島昂志(こたじま・たかし)容疑者(23)を逮捕した。府警によると、古田島容疑者は「子供をあやしたのに泣き止まず、腹が立った」と容疑を認めている。「母親も手を出していた」とも供述しており、府警は母親からも引き続き事情を聴く。

 逮捕容疑は13日午後6時~14日午前5時ごろ、堺市堺区中向陽町のマンションで、母親の長男の岩本隆雅(りゅうが)ちゃんの腹を力を込めて押さえつけるなど暴行。消化管に穴が開く「消化管穿孔(せんこう)」と臓器などが傷つけられて腹部に血がたまる「腹腔内出血」の傷害を負わせたとしている。

 府警によると、古田島容疑者は母親が飲食店で夜間に働いている間、隆雅ちゃんを世話していた。事件が起きた13~14日も2人で留守番をしていたが、熱を出した隆雅ちゃんに食後のかぜ薬を飲ませようとしたところ、食べ物を吐き戻し、泣き始めた。

 あやしても泣き止まなかったため、古田島容疑者は「だんだん腹が立ち、隆雅の腹を力いっぱい両手で体重をかけながら3~4回押し込んだ」という。しばらくすると隆雅ちゃんは泣き止み、古田島容疑者は隆雅ちゃんの吐き戻した口の周りをふいて寝たと説明しているという。

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