コナミの伝統シリーズ悪魔城ドラキュラのPCエンジン版。エンジン版での主人公はベルモンド家の末裔リヒター・ベルモンド。
このドラキュラXはドラキュラシリーズの中で1,2を争う出来。音楽は毎度のこと素晴らしくグラフィックもPCエンジンのアクションゲームの中で1番きれいなグラフィックである。ロザリオや龍のアイテムクラッシュ時、デュラハン、ミノタウロスの登場シーンなどは目を見張る物がある。
しかしゲームの難易度に少々ばらつきがあり1~7面に行くに従ってボスまで行くのにとても難しくなって行くがボスは面が進むにつれてだんだん弱くなっていってしまう。
最後のドラキュラに至ってははっきり言ってちょっと強い雑魚程度である。このゲームは途中でマリアという女の子を助けるとによってマリアでもプレイすることができるのだが,
このマリアがべらぼうに強い。
マリアを使い始めてしまうともうリヒターなどは出る幕はなくなってしまう。マリアはスピード、攻撃力ともにリヒターを上回っており、あきらかにリヒターより強い。マリアを使えばドラキュラ伯爵も簡単に倒せる。
しかし、マリアという女の子に倒されてしまうドラキュラはちょっと情けない。最後にマリアでクリアしたときに流れるエンディングは全然ドラキュラではなくなってしまっている(マリアが動物達とお花畑を散歩している)。
きっとこのシーンを昔からのドラキュラファンが見たらむかつくであろう。