こんにちは。ぱんだマイスターです。

またまた、久しぶりの投稿です。

日ごろから修理作業はあるものの、同じような内容でお預かりする事が多くて、なかなか記事をアップする事が出来ませんでした(笑~言い訳)

さて、今回は、レノボ製ideapad 330 / 2018年モデルの修理を紹介します。

 

別件の修理で出張した際、お客様から相談を頂いたのですが、ACアダプタが本体に刺さらないんです~~と聞き早速現地で診断してみました。

ん~....ジャックが中で折れてますねぇ~


これは、NECとレノボの定番中の定番故障で、ある期間に販売されていたレノボとNECのノートパソコンのACコネクタの耐久性が低くて、中で端子部分が折れてしまう状態でした。

NECとレノボって違うメーカーじゃぁ....いえいえ、実はNECはレノボの傘下企業なので、実はメーカーのラベルとプリインストールされているアプリや本体の色が違う程度で中身は一緒...ビジネスモデルは違いますけどね。

さて、気を取り直して、作業を進めていきます。

まず最初に、このままだと、中に残っているコネクタ先端が取れないので、本体をある程度分解して行きます。

中にはコネクタ穴をこじったり、接着剤を塗って取るなど方法があるようですが、確実に直したいので正攻法で作業します。

まず、本体裏のネジを全部外します。

 

はい。本体内部が見えました。この状態でも、コネクタ端子にアクセスする事が出来ないです。

 

それにしても、ほこりが付着していて汚れてますねぇ。空冷だから仕方がないのですが。。。

 

マザーボードを筐体から外しました。これで作業が出来ます。

横から見た状態。これを、工具を使って除去していきます。まぁ工具と言っても、特殊なものではないんですが...(笑)

はい。取れました。
写真で見ると分かるように、かなり細いACコネクタです。これ、絶対折れます。
本体を薄くしたい、軽量化したために、コネクタ類や部品が小さくなるのは仕方がないとしても、よく稼働する部分や力が加わる部分は、強度を上げてほしいものですね~

念のため、通電確認。インジゲーターLEDが光ってます。大丈夫そう。。

通電確認が出来てところで、分解とは逆の順序で組み戻して行きます。あっ、もちろん清掃やCPUグリスの再塗布済みです。


最後に、Windowsを起動して、バッテリが正常に充電されていることを確認し、本体を清掃して完了。

この作業、結構難しくて、コネクタの部分が素材が悪いのか、少しでも工具がこすれると内壁が削れてしまうので、作業は気を遣うんです。もし、コネクタがダメになったら、はんだをはがしてコネクタ部品を交換するのですが、これがまた大変。

製造ロボットで半田付けされたプリント基板は人間の手では、細かすぎて限界がありますし、私が老眼((笑))なのでなるべく避けたいところです。

さて、今回の修理はこれで終わりです。

では、次回。(次回っていつになるんだか...(笑))