
小さな粒が降りしきるころ
子供たち歓び駆け回る
はやる気持ちを抑えられず
深夜
子供たち疲れはて
母親の胸に抱かれ
父親
言葉もなく頭をたれる
ただ時間の経過を待ちわびる
幾度となく時計に目をやる
幾度となくスマホを覗き見る
不安に満ちたその表情
何かを期待して
いや
何も変わらないことを知りつつ
いつしかスマホの電源が
路頭に迷う
たったひと駅が彼方に感じる
日が昇り
ぬかるんだ獣道
しっかりと踏みしめ
前を目指す
濁った通りの水溜まり
高く水しぶきをあげる
こごぞとばかりに
歩道を攻め立てる
直撃を避けるため
立ち止まり
運転手を睨み付ける
小さな抵抗
子供たち
父親の苦労を他所に戯れる
高く積み上げては滑り落ち
高く積み上げては穴を掘り
小さく固めては
狙いを定め
ひと思いに…
諦めの表情ととともに
無邪気な笑い声が鳴り響く
小さな巨人たち
歓喜の和が広がり
昨日の吹雪が
嘘のように晴れ渡り
キラリと雪山を照らす
踏み固められ
巨人のタオル
オレンジ色のタオルを
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