今日の高崎市の予想最高気温は34℃で、小雨が降って肌寒かった昨日から一転し、急激に暑くなりました。

先日、とある会社のパソコン初期設定に伺ったのですが、データを旧PCから新PCに移行する際、お手持ちのUSBストレージ機器はありますか?とたずねたところ、「この前、プリンターメーカーさんが来て、プリンターを入れ替えるついでにPCも導入しその際、データ移行用としてUSB接続のSSDを同時購入させられた」と、B社のポータブル外付けSSDを出してくれました。容量は1TBで、メーカー希望小売価格 18,920円(税込)の商品でした。
念のため、中の容量を確認すると、たったの10GBくらいしか使われていませんでした。
この使用量だったら、1,000円前後の32GB-USBメモリでも十分だろうに と思ったことは内緒です。

で、そのUSBをお借りして、旧PCからデータをコピーし、新PCに挿そうとしたところ、接続部が引っ込んでしまい、1度では挿せませんでした。
そうなんです、このUSB機器は キャップレスなんですね。

赤いスライドレバーを操作すると、PCへの接続部が出てくる仕様です。
PCへ挿す際は、この赤いレバーをしっかり押さえて挿さねばなりませんが、新しいPCだとUSBポートがキツキツな場合があり、なかなか挿せません。

以前から思ってたのですが、このキャップレス スライドレバー式USBって、非常に使いづらいです。
レバーの抑えが甘いと途中までしか挿さらなくて、その状態でPCがUSBを認識してしまうと、USB3.0規格の高速USBが、低速のUSB2.0として認識されてしまう可能性があるんです。
(以前のブログ記事 USB3.0機器のさし方で速度が変わる! を参照)

そうなると、コピー速度が異様に遅くなります。

なので、そういうのが嫌な人は、キャップレスUSBの購入は控えてください。
今日は春の嵐になりそうな雲行きですね。

先日、常連のお客様から「Windows10のサポートがこの秋に終わるし、パソコンの動作も遅くなってきたので、通販サイトで新品パソコンを買ったので、プリンターを接続してほしい」というご依頼をいただきました。

で、パソコンの電源を入れると動作がもっさり・・・。 新品なのになんでこんなに動作が遅いんだろう?と仕様を確認すると、


OS:Windows 11 Home 64ビットで

パソコンの動作に最も影響のある順にスペックを書き出してみると、
 CPU:インテル Celeron 7305(1.10GHz 5コア/5スレッド)
 ストレージ:SSD 256GB(PCIe)
 メモリ:8GB
となっております。

Celeron 7305は 2023年第3四半期に発売された、Intel社のノートPC向け Celeronシリーズの最新CPUです。
Celeronシリーズもついに5コア/5スレッドになりました。これだけ聞くと、「遅いわけない」と思うのですがよくみると、動作周波数が 1.10GHzとなっております。
最大周波数も同じく1.10GHz。 TDPは 15W です。

※ TDPとは、Thermal Design Powerの略で、CPUやGPUなどの半導体デバイスが、最大でどれだけの熱を発生させるか、つまり理論上の最大消費電力を表す指標です。単位はワット(W)で、通常、冷却システムの設計基準として用いられます。

あ~このPCが遅い理由がわかりました。原因はこのCeleron7305です。 TDPが15Wで、周波数が1.10GHzじゃ、いくら5コアでも性能不足。

ノートPCは一応、持ち運ぶこと(AC電源の無いところでも稼働させること)を前提に設計されているため(=バッテリーだけでも数時間使えるようにするため)、TDPはデスクトップPCに比べて、かなり低く抑えられています。

2025年5月現在、インテル製デスクトップ向け最上位CPUは、Core i9-14900KSで、最大動作周波数: 6.2GHz 、TDPはなんと!「150W」です。さらにターボブースト時には253Wにもなります。

CPUの総合的な性能を表す「PassMark」の「CPU Multithread Rating」値はそれぞれ、
Celeron 7305の 2,532 に比べて Core i9-14900KSは 60,887 となっており、約24倍の性能差があることになります。

ちなみに、CPU単体のお値段は、
 Core i9-14900KSが Intel社 希望カスタマー価格 $689.00-$699.00(1ドル145円換算で 99,905~101,335円)
 Celeron 7305が Intel社 希望カスタマー価格 $128.00(1ドル145円換算で 18,560円)
となっております。

コストパフォーマンスを比較すると(PassMark/日本円)、
 Core i9-14900KSが 60887÷101335=0.600
 Celeron 7305が 2532÷18560÷=0.136
となり、Core i9-14900KSのほうが4.4倍もオトクという結果になりました。

Celeron 7305は「値段の割に遅い」ということです。

ただ、Core i9-14900KSは、スピードが速い分、電気代もかなりかかりますw。
基本TDPが150Wなので、Celeron 7305 10台分の電気代が常にかかるということです。

電気代とPCの速度を考えると、INTEL製CPUなら Core-i5とかCore-i3、AMD製CPUなら Ryzen5とかRyzen3あたりがコスパがいいんじゃないでしょうか?

みなさん、各自 研究してみてください。
2020年の春にNECから「想像力を加速させるクリエイターノートPC LAVIE VEGA」シリーズというノートPCがリリースされました。

薄型でカッコイイデザインのノートPCなんですが、実用面ではどうなの?って感じの装備(仕様)なので、紹介しておきます。

キーボードにはテンキーが無く、左端に見たこともないキーが縦に5個並んでいます(P1~P5)。

P1の上には電源ボタンがあります。近ごろのPCは、キーボードの一番右上に電源ボタンがある機種も多く、この位置にあるとDELキーと間違えて押してしまうことがあるため、左上にあるのはまだ許せます。
ちなみにP1~P5キーはよく使うショートカットを登録して、ワンタッチで利用できる「プロキー」だそうです。 そんなキーよりもテンキーが付いてた方が何倍も生産効率がいいと思うのは自分だけでしょうか?

PCの左右側面には、USB3.1 Type-Cポートが2個ずつ、合計4ポートありますが、従来からのType-Aポートは1つもありません。
これってかなり不便です。マウスやらUSBメモリやらプリンタやら、よく使う普通のPC周辺機器はいまだにTYPE-Aが多いので、それらの機器を使うには、TYPE-AをType-Cに変換するアダプタやハブなどを買うか、周辺機器をType-C接続のものに買い替える必要が出てきます。
このPCのType-CポートはACアダプタの接続ポートを兼用しているので、丸型や四角いDCジャックはありません。

外部ディスプレイ接続ポートは、VGAもDVIもHDMIもDPもすべてありません。「USB Type-Cあるいは無線(WiFi)でつないでね」ってことです。ここでも先進性を発揮してますが、USB Type-Cポートを備えるモニタやワイヤレスモニタは、まだまだ一部の機種だけです。
(ちなみに、PCのType-CポートからType-Cポートを備えたモニタに出力する場合、PC・モニタ・ケーブルのすべてが「DisplayPort Alternate Mode」に対応している必要があります。)

う~ん 先進的というか、かなりとんがった仕様ですね。こんなとんがったPCが今から5年も前に発売されてたことに驚きです。

NECのホームページを見たところ、法人向けのノートPCでは、2024年8月発表のVersaProJシリーズが掲載されてます。
タイプVFというモデルの外部入出力端子を見たところ、
Type-C USB 3.2×1ポート、
Type-A USB 3.2×2ポート、
HDMIポート×1、
RJ45(LANコネクタ)×1
となっていました。
やっぱり、実用的にはType-Aポートがまだまだ重視されているんだな と感じました。

新しくパソコンを買う際は、こういうところにも注目して検討してください。
本日は、新品パソコンを買うと付いてくることが多い「Microsoft Office」の初期設定に関する注意喚起ブログです。

マイクロソフトオフィスと言えば、日本では業務用アプリのデファクトスタンダードとして名高い「Excel・Word・Outlook」などのことです。

Windowsパソコンを買うと「もれなく付いてくるもの」だと思っている人もいるかもしれませんが、実はWindowsの付属アプリではありません。
いわゆる「OEM版Microsoft Office」と呼ばれるものです。

MS-Office製品を単品で購入する場合のお値段はなんと、

Office Home 2024 買い切り版 ¥34,480 (税込) PC2台用

Office Home & Business 2024 買い切り版 ¥43,980(税込) PC2台用

となっています。(PC1台版は存在しないようです。1台版を販売してもっと安くしてほしい。)

PCにあらかじめセットされているOfficeは1台版なので、上記金額の約半分がPC代金に加算されていると思ってください。


では本題に入りたいと思います。

ExcelやWord。Outlook(Classic)などを使い始める場合、認証作業が必要になります。

その際に必要なものは マイクロソフトアカウントです。
(※ 数年前までは、OEM版Officeには"プロダクトキー"が付属してましたが、徐々に無くなるようです(最新のMS-Office搭載PCでは、プロダクトキーはPCの内部に暗号化されて保存されていると言われています)。)

マイクロソフトアカウントはいわゆるメールアドレスで、その場で新規に取得することもできます。
マイクロソフトアカウントを持っていなくて、新規に取得した場合、または既存のメールアドレスを使う場合、そのメールアドレスに対するマイクロソフト用パスワードをご自分で決めることになります。
そのあと、本人確認の画面が出てくるのですが、スマホなどの電話番号にSMSを送信して本人確認するか、別のメールアドレスにメールを送信して 本人確認することになります。

この際、「SMSを受信できない」とか、 なんらかのトラブルが発生することがよくあります。

再度やり直そうとすると、マイクロソフトアカウントとそのパスワードを入力することになりますが、そのパスワードを忘れてしまうと大変なことになります。

携帯電話の番号で本人確認に何度か失敗すると、ロックがかかってしまうようです。

そうなったら、ExcelやWord・Outlookを使うことはできなくなるかもしれません。

パスワードは絶対に忘れないように"紙にメモして"保管してください。パソコンの中にデータとして保管する方法は、PCに何かトラブルがあった場合、取り出せなくなる可能性があるため、推奨しません。
ようやく春の陽気になってきましたね~。 ただ、花粉症もちの自分にはちょっとつらい季節です。

先日お客様から電話相談があり、知人からパソコンを譲り受ける際に、個人情報が洩れたら困るので、Windowsの初期化をしてからPCを譲り受けたとのこと。

で、そのPCをお客様が使おうとしたら、Excelのアイコンがありません。WordもOutlookもやっぱりありません。

どうしてこうなったかいうと、パソコン(Windows)を初期化してしまったからです。

初期化すると、「PCの購入時に付属していたアプリは復旧する」と言われてますよね?
だったら、マイクロソフトOfficeも買ったときについてたんだから、復旧しないのはおかしい ってことになると思いますが、
マイクロソフトOfficeだけは特別で、初期化してしまうと 100%消えます。
マイクロソフトOfficeは 付属アプリでは無い という扱いの製品なのです(全世界共通です)。

じゃあ、どうすればMS-Officeは復活するんだ!?ということになりますが、そのPCを購入し、初期設定後に、EXCELなどを起動すると、MS-Officeのセットアップ画面が出てきて、マイクロソフトアカウントとそのパスワードをご自分で決めたはずです。
そのマイクロソフトアカウントとそのパスワードがあれば、MS-Officeの再インストールは可能なんです。

ただ、その2つを忘れてしまうと、再インストールは不可能になります。

なので、マイクロソフトアカウントとそのパスワードは大事に保管してくださいね。紙に書いてPCの保証書とともに保管することを推奨します。

なお、MS-Officeの再インストールについては、ここらへんを参照してください。

MS公式<Office 2019、Office 2016、または Office 2013 をダウンロードしてインストールまたは再インストールする


あと、大事なことがあります。
MS-Office2013以降は、MS-Office製品は個人のマイクロソフトアカウント(=メールアドレス)と紐づいているため、そのまま譲渡してしまうと、以前の持ち主のアカウントでOfficeを使うことになります。場合によっては問題になるので、気を付けてください。

MS公式<Office ライセンスを別のデバイスまたは別のユーザーに譲渡する
※ ただし、PC購入時に付属していた いわゆるOEM版Officeを譲渡できるかどうか?は、やったことがないので、譲渡したい方はマイクロソフトに確認してください。

2024/2/5現在、2024年の10月からリリースされたWindows11の新バージョン24H2がウィルス並みの猛威を振るっております。

24H2をインストールしてしまったPCには以下のような多数のトラブルが発生する可能性があります。

1.一部のゲームの応答が停止する可能性がある。
開始、読み込み、またはアクティブなゲームプレイ中に発生する可能性があります。 まれに、黒い画面が表示されることがあります。

2.自動HDR を使用すると、ゲームの応答が停止したり、正しくない色が表示されたりする可能性があります。

3.cridspapo.dll を備えたディラック オーディオがある一部のデバイスでは、オーディオ出力が失われる可能性があります。

4.日付 & ウィンドウ設定の時刻で、ユーザーがタイム ゾーンを変更できない場合があります。

5.カメラを使用すると、一部のアプリケーションが応答しなくなる可能性があります。

6.壁紙のカスタマイズ アプリケーションが期待どおりに動作しない可能性がります。

7.Intel Smart Sound Technology ドライバーとの互換性の問題
Intel SST ドライバーを搭載したバージョン 24H2 デバイスで、ブルー スクリーンでエラーが発生する可能性があります。

8.解決済み
24H2にアップデート後、ストレージが自動で(勝手に)BitLockerにより暗号化されてしまう。

<参考サイト>
マイクロソフト
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/release-health/status-windows-11-24h2

ここで問題なのは、Microsoft社は、2025年1月16日から、Windows 11の最新バージョンである24H2への強制アップデートを開始したことです。

ユーザー側で何か対策をしてない限り、PCをシャットダウンする際に更新通知が表示され、それをクリックしてしまうと、24H2へのアップデートが始まってしまいます。
アップデート完了後、運が良ければ何の問題も発生しないかもしれませんけど、運が悪いとPCが使えなくなってしまう可能性もあります。

もし24H2へアップデート後、なんらかの不具合が出た場合、アップデートしてから10日以内なら、23H2に戻すことができます。

<手順>
Windowsキー(スタートアイコン)→ 設定 → システム → 回復 → 「回復オプション」の「復元」にある、「戻す」ボタン、または「復元」ボタンをクリックすると、うまくいけば数時間後に23H2に戻ります。
新年あけましておめでとうございます。

今年も寒い冬ですが、北風があまり吹かないのでかなり助かってます。

YouTubeで話題になっている「シリコン洗車」、「シリコンワックス」、「シリコーンコーティング」というのをご存じでしょうか?

車修理系の動画を頻繁に見ていたら、Youtubeの「おすすめ動画」に表示されました。

内容は、ワックスや車専用コーティング剤の代わりに「シリコン」という液体を車のボディーなどに塗布すると、「ボディーがツヤツヤになる!」 「撥水効果が高い!」 「施工がカンタン!」 「割と安い」 という動画になってます。

で、自分もさっそくやってみたので、その状況を報告したいと思います。

複数の人がシリコン洗車動画をアップしておりますが、みなさんが共通して使っているのが、信越化学工業の「シリコーンオイル KF-96」と呼ばれるものです。

ホームセンターや、Amazonなどでも簡単に購入できます。

ちなみに、シリコンとシリコーンは名前が似ていますが、実は全くの別物です。

シリコン(Silicon)とは、元素名であり、ケイ素の英語名(Silicon)です。地球の主要な構成元素です。
シリコンは元素名であると同時に「単体」物質としての名前もあります。金属光沢があり、半導体としての性質を持っています。このため、「金属ケイ素」と呼ばれることもあります。アメリカにシリコンバレーという工業地帯があることをご存じの方も多いと思います。サンタクララバレーおよびその周辺地域に、多数の半導体メーカーが集まっているため、そう呼ばれるようになりました。
シリコーン(Silicone)とは、ケイ素を構成元素の一つとして含有する有機ケイ素化合物です。別名「ケイ素樹脂」、「シリコーン樹脂」と呼ばれる合成樹脂で、天然には存在しません。
シリコンとシリコーンは同じケイ素から生まれた物質でありますが、シリコンは金属、シリコーンは化合物なんですね。

動画内で使われる「シリコン」剤は もうおわかりのように正式には「シリコーン」です。なので「シリコーン洗車」が正しい使い方です。

で、本題に戻りますが、シリコーン洗車に使われる「信越化学工業の シリコーンオイル KF-96 1kg缶」のお値段は、Amazonでは「参考税込価格:4,486円」のところ、2,500円~2,800円くらいで販売されております。
KF-96には複数の種類があります(KF-96-50CS、KF-96-100CS、KF-96-300CSなど、おそらく粘度が異なる商品だと思われます)。

シリコーン洗車の施工方法は、誤解を恐れずにいうと、「洗車後の車にシリコーンを直接吹き付けたり、濡らしたペーパータオルなどに含ませて塗布して伸ばし、軽く水洗いまたは乾拭きして完成」です。
固形ワックスや半練りワックスなどと違い、KF96シリコーンは液体なので、塗るのも、伸ばすのも、拭き取るのも簡単で、らくちんです。

なんでシリコーン洗車をしたか?というと、家に「ほぼ使ってない KF96があった」からですw。

かれこれ5年以上前に、「調子が悪い、あるいは動かなかくなった電子機器の電子基板などにKF96シリコーンを塗布すると、機能が復活する」という動画を見つけました。 パソコンにも電子基板=マザーボード(メインボード)が内蔵されており、ときたまそれが故障して修理依頼がくるので、「もしかしたら、シリコーンをマザーボードに塗布したら、パソコンが直るかも!」と、飛びついて買ってみたわけです。
で、通電しないPCや、通電はするが起動しないPCを分解して、マザーボードにKF96シリコーンを塗って、数時間~2日ほど放置してみたところ・・・
何枚も何枚も異なる基板に塗りましたが、残念ながらただの一度たりとも 電子基板が蘇ることはありませんでした、ガッカリ。

マザーボード故障の原因は、マザーボードにハンダ付けされている半導体部品が壊れている ことがほとんどです。壊れてしまった半導体部品にシリコーンを塗布しただけで直るとは思えません。

というわけで、シリコーン1kg缶は、ほとんど使われずに眠っていましたが、このたびシリコーン洗車というお題目で、ようやく日の目を見ることになりました。

シリコーン塗布施工後、二日経過した写真です。(塗布前の写真は撮り忘れました。カメラも腕も悪くて、ツヤツヤ具合が伝わらないと思いますw)




たしかに多少 ツヤツヤにはなりましたね。はたしてこれがいつまでもつのか? 経過報告をこうご期待!
単三乾電池2本で稼働する、とある家電製品の電池が切れたっぽいので、新品の乾電池に交換したけど、やっぱり動かないので、診断を希望されました。

持ち主曰く、さっき乾電池の包装を破ったばかりだから、電池に問題は無いはず。本体の故障かも? とのこと。

問題の電池はコチラ↓

みんな大好き「ダイソー」製の電池です。

どこのご家庭にもあるテスターで、この電圧を計測してみたところ、1本は1.49V もう一本は1.37Vしか出ていませんでした。

通常のマンガン電池の電圧は 新品ならば1.6V以上出るはずなんです。

おかしいなぁと思い、拡大ルーペで電池を見てみると、「使用推奨期限(月・年)本体に表示」とあります。


電池のマイナス側を見ると、
07-2022 とありましたので、この電池の使用期限は2022年7月でした。
すなわち、消費期限切れですね。

この電池は 2011年の東日本大震災後に、あわてて購入したものです。あれからもう13年・・・
そりゃあ 消費期限も切れますわな。

で、別の新品電池に交換したら、ちゃんと動きました。

みなさんも 非常持ち出し袋の中に 乾電池を入れているかと思いますが、消費期限には気を付けましょう!
皆さんが大好きなノートパソコンのケース(筐体・外装)は、どんな素材でできていると思われますか?

一般的には、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、これらのアロイ(PC/ABSアロイ)などが用いられています。
なかには、屋外での使用を考慮して、アルミニウム合金やマグネシウム合金でできたPCも存在します(Panasonicのレッツノートシリーズなど)。

ポリカーボネートや、ABS樹脂は「光・熱・オゾン」で劣化しやすいです。

そのため、普通に室内でノートPCを使っていても、ケースが割れたり、ヒンジ取り付け部が破損したりします。

<実例>
2019年7月製造の NEC NS700NAW(5年目)

隙間が空いてると思いますが、これは液晶パネル開閉用ヒンジ取り付け部分が割れてしまったためです。
PCを分解すると、このように3か所のネジ取り付け部が破損していました。



<20年もの acer TravelMate210>




手でさわっただけでケースが割れました!

パソコンの法定耐用年数は 4年 ですので、致し方ありませんけど。
みなさん、こんにちは!
ようやく秋らしくなってきましたね。 というより どっちかというと、かなり寒い。今年も短い秋だった。

今日は台風21号から変わった温帯低気圧の影響で、昨夜から雨が降ってます。

家の前を雨合羽を着て自転車に乗った人がすごい勢いで通り過ぎて行ったのを見て、ある事例を思い出しました。

先日、とある初見さんから問い合わせの電話があり、「子供がバッグにノートパソコンを入れて、雨の中 帰宅したら、パソコンがずぶぬれになっており、水分を拭きとって何日か乾燥させ、PCの電源を入れてみたところ、電源ランプは点灯するものの、画面は真っ暗でなにも映らない。当然 Windowsも起動しないけど、修理可能ですか?」と聞かれました。

この場合、水分がPC内のどこまで侵入したかにもよりますが、水分が電子基板や各種デバイスの接続部分に付着すると、すぐに錆びてしまい、通電しなくなったりします。
また、水分が残ったまま あるいは錆が付着した状態で電源ボタンを押すと、ショートして異常な電流が流れて、マザーボードなどの電子部品が故障してしまうケースが多々あります。

水没修理の流れは、PCを分解し、洗浄・さび落としなどを行い、パーツごとに通電チェックなどを実施し、問題が無ければ組み立てて動作確認 となりますが、大量の水につかってしまった場合は、ほぼ全部品の交換になり、新品を買った方が安い なんてこともございます。
ユーザーデータが救出できるかどうかは、診断してみないとわかりません。

ノートPCのキーボードの上に飲み物をこぼした場合、少量でかつ、PC内部にまで液体が侵入しなければ、キーボードの交換だけで直る場合もありますが、それでもメーカー純正修理となると、3~4万円かかります。
当店ではキーボード修理だけならもう少し安くできる場合があります。

みなさん、秋の夜長は ついついパソコンで動画見ながら飲食をしたくなりますが、ノートパソコンの近くに飲み物を置くのは絶対にやめましょうね。