富山県認知症ピアサポート活動促進モデル事業
若年性認知症当事者の話を聞いて学ぶ。
『認知症』といえど症状はヒトそれぞれ。
認知症のくくりでも出来ること・出来ないこと
個人では全く異なる
昨日お話を聞かせていただいた方の障害は
視空間認知障害という症状でした
視力が悪くなって出来ない、とかではなく
簡単な道具の操作や動作が分からなくなったり、
服を着替えようとしてもうまく出来なかったりと
詳細は書きませんが、
これまで普通に出来ていたことが
急に出来なくなってしまうという現象は、
わたし一体どうしたの?ってなりますよね
当事者の方は51歳で発症し、現在60歳手前の
女性でした
まさか自分が若年性認知症だとは思いも
しなかったそうです
当事者の方が今語ることとして、
出来なくなったことは多々あるけれど、でも
いま自分にしか出来ないこともあるから
病気でも生きがいがあると仰ってました
こんな自分でもヒトの役に立ってると。
また、昔からのお友達は病気のことを知っても
これまでと変わらず普通に接してくれるから
嬉しいと。食べたり飲んだりひとりで
出来ないけどフォローしてくれるお友達。
頻繁に会って、外食したり温泉にも行くそう!
お友達って、大事ですね☆
認知症だからといって何も出来ない訳じゃない
逆に認知症だからこそ出来ることもある。
認知症になったから分かったことも沢山ある。
介護制度や、社会的処方など
当事者もそうでない人も 知る、学ぶ、聞くは
見直すべきところがたくさんあると語られました
認知症に関しての知識や教育がまだまだな日本
これは小学校や中学校でも
もっと学ぶべき項目かと思います
中学校ではSDG'sについて学ぶ家庭科の
授業があるようですが、、
そしてやっぱり
女性ならではのコレも話題に上がりました
当事者の方とコーディネーターさんとの
対談の中での1コマだったのですが
当事者の方は現在、要支援4。
手がうまく使えないので、お食事はもちろん
何かを持つことが出来ません
でもキレイにお化粧もネイルもなさってる。
ピアサポーター*として活動するにあたり、
介護されてるときはノーメイクだったけど
『人前に立つならお化粧しなきゃダメよ』
身だしなみは整えなさいとお友達に言われ、
そうよね、とお化粧をするように。
(メイクさんに頼んでいるそう)
*ピアサポーター → 障害福祉サービスにおける
同じ立場にある人によるサポート(どちらも障害当事者)
コーディネーターさん↓
「〇〇さんにとってお化粧って大事?」
当事者の方↓
「大事に決まってますよ!女ですもの!!」
これを聞いたときに、やっぱりお化粧って
生きがいなんだよね〜!って思いました
お化粧をすることで気合いが入る、と。
ヤル気スイッチなんですよね!
お化粧のチカラってすごい〜!!
ご自身のチカラでメイクは無理ですが
女なら外に出るときはお化粧しないとね♡という
キモチが大事ですよね☆
今後も同じ立場にある方にピアサポートをする
お仕事をしていかれるそうです
女ならという気持ち、大事だよねぇ♡
と参加者の方とお話しました
そんなこんなで臨床化粧療法士®︎で
良かったと思えた1日でした!
^ ^
私も負けずにもっともっと学ばなければ!!
とも思いました
本日もお読みいただきありがとうございました