不毛な言葉 | 凄腕ITエージェントの実践型IT活用法

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初めてのコンピューターは1983年に買ってもらったSHARP X1D(CZ-802C)。
ITエンジニアとして会社に勤めながらSE経験で培った問題分析力を生かして仲間の抱える悩み解決。
ITと統計学による人間分析が好きな50代。 おもしろ、おかしく、真剣に。がモットー。

【不毛な言葉】
 

 
コンピューター好きシステム管理者
まちの おうる です。
 
システム運用の現場はもちろん、
日常業務において私が意識して
使わない言葉があります。
 
それは、
「前も言ったんだけど」
です。
 
表現はともかく、
同じような間違いや
以前説明したことを忘れていたり
出来なかったときに
使われる言葉です。
 
もちろん、
何か事象が起きる前、
重要な事を繰り返し説明するときに
使う事はありますが、
何か事象が起きてしまったときに、
「前も言ったんだけど」
とは言わない様にしています。
 
なぜなら、この言葉が、
「自己中心的」
「自己保身」
「責任転嫁」
「お前が悪い」
「お前が間違った」
と言った相手を見下すような
非難するような雰囲気を持っている
不毛な言葉だからです。
 
この言葉を言ったところで
起きてしまった事象、間違いが
無かったことになる訳ではありません。
 
起きてしまった過去の事に対して
相手に文句を言っても
何も変わらないからです。
 
忘れている人に対して
「前も言ったんだけど」
と言って何か良いことが
あるのでしょうか?
 
そもそも言われたことを
忘れている人に対して
文句を言っても始まらないですよね。
 
大切なのは、
次に忘れないためにどうするか。
 
相手が忘れない様に
どうやって説明するかです。
 
 
「前も言ったんだけど」
を使う人って居ませんか。

口癖とまでは言いませんが、
「前も言ったんだけど」
って言葉を良く使う人が
いるんですよね。
 
まぁ、指導的役割を担っている人は
そういう場面に遭遇する機会が

多いのかもしれませんが、
色々なパターンで
「前も言ったんだけど」
と言っているのです。
 
その言葉を聞くたびに
自己保身的、
自己満足、
不毛な言葉だなぁ。
と、感じるのです。
 
 
で、外野の私は言うのです。
 
「そんなこと言っても
相手は覚えていないんだし、
人は忘れるもの、
間違えるものだよね」
 
「相手に憶えもらう為に
まるで初めて説明するかの様に
繰り返し説明すればいいじゃない」
 
「そして、いつか相手が
前も説明してもらいましたね
って言ったら、
次回は覚えているかもしれない」
 
「その位に思っていた方が楽だよ」
って。
 
こんなこと言っている私は甘いって
思われているかもしれませんけどね。
 
でも、私は不毛な言葉を使わない。
 
だって、過去は変えられないし、
人は忘れたり間違えるものだから。
 
 
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。