ネットワークドライブにアクセスできない | 凄腕ITエージェントの実践型IT活用法

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初めてのコンピューターは1983年に買ってもらったSHARP X1D(CZ-802C)。
ITエンジニアとして会社に勤めながらSE経験で培った問題分析力を生かして仲間の抱える悩み解決。
ITと統計学による人間分析が好きな50代。 おもしろ、おかしく、真剣に。がモットー。

【ネットワークドライブにアクセスできない】
 

 
コンピューター好きシステム管理者
まちの おうる です。
 
2017年も早いもので7月になりました。
 
これで一年の半分が過ぎ、
2017年としても後半に入ることになります。
 
1日24時間は誰にも平等にあるのですが、
時の過ぎる感覚と言うのは
年々早くなっているように感じます。
 
私が子供の頃に大人たちが
時間が過ぎるのが早いと言っていたことが
本当によく分かる様になりました。
 
 
7月から中途入社したユーザーから
ネットワークドライブに
ファイルが書き込めないと
問い合わせがありました。
 
ネットワークドライブとは
ファイルサーバーに設定した共有領域で、
業務ファイルなどを保存し
組織内で情報共有するために
提供しているものです。
 
PCから見ると各PCのハードディスク、
いわゆるCドライブに加えて
Xドライブなどのドライブ名を割り当て
ファイルの読み書きができる様に
なっています。
 
 
担当者が確認してみると
ネットワークドライブは
割り当てられているものの
ファイルをコピーしようとすると
「アクセス権がありません」
というメッセージが表示され、
確かにファイルの読み書きが
出来なくなっています。
 
ネットワークドライブは
正常に割り当てられていることから
単純なアクセス権の設定漏れと
思いましたが、
担当者の勉強のために
特にアドバイスせず
見守ることにしました。
 
ネットワークドライブのアクセス権は
2段階で設定しています。
 
1つがファイルシステムのアクセス権。
 
もう一つが共有のアクセス権。
 
ファイルシステムでのアクセス権に
組織ごとの権限を設定して
共有のアクセス権は全ユーザーに
アクセス許可の設定にしています。
 
このどちらかに誤りがあって
今回の不具合が起きているはずですが、
なかなか原因がつかめない様でした。
 
しばらく調べても分からなかった様で
ファイルサーバーを構築したベンダーに
問い合わせをしていました。
 
電話でのやりとりを聞いていると、
ベンダーからも私が予想していた
アクセス権の設定を確認するように
言われている様です。
 
しばらくすると設定漏れが見つかったらしく
「あっ、アクセスできるようになりました」
「ありがとうございました」
とお礼を言っていました。
 
その後、担当者からの報告があり
共有のアクセス権が漏れていたそうです。
 
ベンダーの力を借りたものの、
自力解決できたので少し安心しました。
 
 
どのような業務でも同じでしょうが、
マニュアル通りに作業した「つもり」で
トラブルに遭遇すると、
その人の知識や経験が問われますね。
 
マニュアルが無ければ作業できないと
平気で言う人が増えてきています。
 
もちろん業務の正確性や精度を保つために
マニュアルは必要だと思います。
 
しかし、マニュアルに頼り切って
ベースとなる知識習得を疎かにしたり
その作業が何を意味するかを
理解せずに作業だけをこなしていては
いつまで経っても一人前になれません。
 
なぜこの設定を行うのか。
 
なぜこの手順なのか。
 
マニュアルの行間を読むではありませんが、
業務や作業の背景を理解しながら
作業を進められるようになって欲しいです。

 

 
私がこんな事を思うのも
時が過ぎるのを早く感じることも
年齢のせいかもしれないなぁ。
 
そんなことを感じた一件でした。
 
 
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。