仕事のIT化は4つのコストを考えよう | 効率アップと経費削減入門 会社の利益が増えるパソコンの使い方

仕事のIT化は4つのコストを考えよう

こんにちは、川崎です。


仕事のIT化は4つのコストを考えよう


仕事の効率を上げるには、3つの代表的な方法があります。

1.外部に仕事を委託する

2.仕事を機械化する

3.仕事をお客さんに代わりにやってもらう


このうち、2番目の手法は中小企業の事務処理には有効です。

特に、ITを使った機械化は有効なやり方です。

具体的にはパソコン、タブレットなどとソフトを使って仕事の効率を上げます。

しかもこのやり方は、状況によっては一部の仕事をお客さんにしてもらえる可能性もあります。

かなり効果的な方法です。


こういった事を、IT化と言います。

既に出来ている会社では、何を今さらと思うかもしれません。

しかし、現実には中小企業でこの様な、IT化が進んでいない業界、業種は結構あります。

※ メール、ウェブにワードやエクセルを使う事はIT化ではありません。


タブレット型コンピュータやスマートフォンの普及で、多くの業界でIT化が進み始めています。

いろいろな事例が出てきているので、IT化を進めたいと思っている方もいると思います。

そこで、IT化で注意する2つの点と4つのコストについてお伝えします。


IT化で注意する2つの点

1.一度に1つだけIT化をする

何でもかんでも、IT化しようとすると、うまくいきません。

簡単な事を1つ選んでIT化すると、社内への導入がスムーズです。

2.うまくいっている仕事をIT化する

うまくいかない仕事を、IT化してもよけい混乱するだけです。

まずは、うまくいっている仕事からIT化して下さい。

この2つを考慮して、IT化を行うと、大きな失敗がありません。


次に、IT化に必要な4つのコストについてです。

1.イニシャルコスト

IT化をする時に、最初にかかるお金です。

最初に1回だけかかるお金です。

初期費用とも呼ばれています。

2.ランニングコスト

パソコンやシステムを動かすのに必要な電気代やレンタルサーバー代、ソフトの使用料など。

毎月かかるお金です。

運用費用とも言います。

3.メンテナンスコスト

パソコンなどの修理費用、ソフトのバージョンアップ費用など。

必要な時に、不定期にかかるお金です。

保守費用の事です。

4.教育コスト

導入したシステムを使える様にする研修費、システムを管理する人の教育費など。

必要な時に、不定期にかかるお金です。

この4つのコストが一番安くなるように、IT化を検討して下さい。

特に、3と4のコストを見落としがちなので、注意して下さい。

そうすれば、IT化で余分なコストがかかりません。


以上の事を守れば、IT化で失敗する可能性は低いです。

理由は、次の通りです。

2つの注意点を考慮し、4つの費用をなるべく安くすると、単純なシステムになります。

単純なシステムはよほどの事がないと、導入に失敗がありません。

使用者も、使いこなせないという事はありません。

それは、単純だからなんですね。


実力がある会社でも、複雑なシステムの導入には苦労します。

ほとんどの場合、使いこなせていません。

どんな状況であっても、システムの導入(IT化)というのは単純なものにしないと、うまくいかないんです。

これが2つの注意点を配慮して、4つのコストを安くすると、IT化がうまくいく理由です。

以上になります。

参考にしていただけると、幸いです。


ではでは。