かわいい“後輩”に囲まれる本田選手(原登志雄さん提供)(写真:産経新聞)サッいい“後輩”に囲まれる本田選手(原登志雄さん提供)(写真:産経新聞)
サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会を終えた日本代表の帰国から半月がすぎた。
目標の4強入りは逃したものの、自国開催以外で初の決勝トーナメント進出を成し遂げ、岡田武史監督や選手らはイベントや表彰、テレビ出演などに引っ張りだこ。
つかの間の休息を終えた選手たちの多くは国内外の所属先に戻り、17、18日から本格的に再開するJリーグをはじめ、新たな戦場での戦いに挑む。(奥村信哉)
| ■岡ちゃんら大忙し 7月1日夕、関西国際空港に降り立った日本代表を、約4200人のサポーターらが熱烈な声援で出迎えた。帰国会見を終えてチームは解散したが、日本列島の興奮は一向に冷めず、選手たちには多忙な日々が待ち受けていた。 まずは岡田監督。帰国前には「どっか消えます、当分」と軽口をたたいていたが、6日にゲームキャプテンを務めたMF長谷部誠(ウォルフスブルク)とともに菅直人首相を表敬訪問すると、8日には故郷の大阪市から市長特別表彰、大阪府からも府民栄誉賞に相当する「感動大阪大賞」を受賞。 |
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この訪問に同行した日本サッカー協会の犬飼基昭会長は「お前も評価が激変して大変だね」と冗談めかして多忙な岡田監督を気遣ったが、指揮官の返答は「慣れてます」。
その後は「奥さんと1週間くらいの旅行」(犬飼会長)に出かけたようだが、21日には居住する神奈川県逗子市からも市民栄誉賞を受けることが決定。
すでに退任の意向を表明している指揮官だが「引く手あまた」の状況は当分変わりそうもない。
■選手は相次いで始動
選手も主力クラスを中心に多忙を極めた。出身地や所属クラブのある自治体を訪問して激励、表彰を受けたり、母校を訪問したり、さらにはテレビ出演などのメディア対応をこなしたりと、つかの間のオフはあっという間にすぎていった。
W杯で2得点し、日本の16強入りに貢献したMF本田圭佑(CSKAモスクワ)は殺到したテレビ出演のオファーを相次いで断る一方、帰国翌日の2日には郷里の大阪府摂津市で自身が通っていた保育園、小中学校を予告なしで訪問。
5日には母校の石川・星稜高に出向き、後輩たちに「ぜひ大きな夢を持ってほしい」と語りかけた。
11日には所属先に合流するため、成田空港から慌ただしくモスクワへ出発。多忙な短い休暇にも「疲れはほぼとれている。
気持ちも体も切り替えて次に向かっている」と言い切り、14日には早速、国内のカップ戦に途中出場。
「1試合1試合やっていかないと4年後もない」と、視線を早くも2014年W杯ブラジル大会に向けた。
またDF内田篤人は鹿島からシャルケ(ドイツ)、DF長友佑都はFC東京からチェゼーナ(イタリア)、GK川島永嗣は川崎からリールス(ベルギー)への移籍が決定。サポートメンバーとして代表に帯同したMF香川真司もC大阪からドルトムント(ドイツ)に新天地を求め、海外でのさらなる研鑽(けんさん)の日々に身を投じようとしている。
■Jリーグを盛り上げ
一方、南アで得た経験や、出場機会の少なかった悔しさを、再開するJリーグにぶつけようと、所属先に戻って懸命に練習に励む選手の姿もあった。
14日にはアジア・チャンピオンズリーグに出場したJ1の4チームの未消化試合があり、代表組では中村憲剛、稲本潤一(ともに川崎)岩政大樹(鹿島)がいずれも先発出場した。
試合後に複雑な心境を吐露したのは稲本だ。自身3大会目のW杯は2試合の途中出場にとどまり、「あのチームでできたことは誇りだが、個人の充実度は高くない。
その分、モチベーションを高くできると思う。4年後も狙ってる」と巻き返しを誓った。次期代表監督選びも始まる中、14年W杯ブラジル大会に向けた多くのサッカー選手の挑戦が、早くも始まろうとしている。
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