ここを訪れる人が必ず目にする金属製のモニュメント。
何年経っても錆びないから、純度の高いステンレスかアルミニウムを加工、表面処理してるんだろうなと、感心しています。
数年前の北京オリンピックの時には金属相場が上がってたよなと思い出しながら考える事。
太平洋戦争中、資源の少ない日本において、戦争継続の為に行われた金属回収。
一般家庭の鍋・やかん、おもちゃ等の金属。
仙台市にあった「伊達政宗」の銅像、全国各地の銅像や鐘など沢山回収されたそうです。
とはいえ、鉄や銅、アルミニウム、錫は回収できても戦争継続に欠かせないタングステンやモリブデンなどは国外からの船舶を利用した海上輸送に頼るしかなく、また国内の工業生産力が日に日に低下していく当時の日本では、国民を動員した金属回収がどれだけ有効だったのか、詳しくはわかりません。
鶴田浩二さん主演の映画、「ああ決戦航空隊」(「ああ」の二文字目は繰り返しの記号)では観音様なども回収されてました。
先に紹介した仙台市の伊達政宗の銅像は、戦時中に金属回収の名の下に徴用され、戦後コンクリート製になり、後に銅像に戻ったとか。
コンクリート製の伊達政宗公はその際に岩出山に地元の方々の歓迎を受けて移設されたと、
中学生時代に観たNHKの大河ドラマの中で葛西アナウンサーが言われていたと記憶しています。
先日、日本の海底に資源が!なんてニュースを目にしました。
資源を使い、物を作って経済大国になった日本。
未来ある子供たちの為にも、資源という観点でも目先の事にとらわれず、道を誤らない事を願います。
さぁ、カツ丼でも食べよう!(≧∀≦)