2011年8月。
アメリカのアップル社のCEO、スティーブ・ジョブズ氏が健康上の都合でCEOを退任されたとか。
スティーブ・ジョブズ氏の名前を始めて目にしたのは、がけっぷちが小学生の頃。
1980年代中旬だったと思うのですが、当時の日本市場ではAppleⅡeやAppleⅡJ-plusが販売されてた時代。
がけっぷちが中学生になった頃、パソコン雑誌で目にしたLisaは実機を目にする事なく、
家電量販店の店頭にはAppleⅡcと供に初代Macintoshが店頭デモしていました。 小さなブラウン管ディスプレイを搭載した、とてもコンパクトなパソコン。
店頭ではネコが画面を行き来するゲームらしきものが動いてたのを思い出します。
自動車が買えるくらいの価格のMacintoshあまりに高価なパソコンの為、全く眼中になく
国産の8ビットパソコンばかり追いかけてました。
そんな我が家にも最終的にはMacintoshLC、LCⅡ、ⅡvxやPowerMacintosh8500、Performa5260など10数台やって来る事になりますが、それでも我が家でメインパソコンになることはありませんでした。
スティーブ・ジョブズ氏は1985年に社内での争いに負けて自らが設立したアップル社を辞めることに。
数年後、自ら立ち上げた新会社NeXT社において、新たなコンピュータNeXTを発表しました。
NeXTシリーズの先進的な構造、OSなどは世界に与えた影響は大きく、世界で始めてのWebサーバーとして使用された事などは、当時のテレビ番組などでも取り上げられました。

パンフレットは当時日本国内での販社だったキヤノン販売(現キヤノンマーケティングジャパン)のもの
NeXTシリーズの功績はまた別の機会に紹介することとしまして、日本国内ではこのような価格帯のため、
オフィスコンピューターとして使用される目的などでは商業的に成功したとは言えなかったといわれています。

後にキヤノン販売からOEM販売と思われる白色ボディのNeXTOS(NeXTSTEP)を搭載したコンピュータも発売されました。 がけっぷちもキヤノン販売がAXパソコンからDOS/Vパソコンに移行した頃に何度か白NeXTマシンに触れさせてもらったことがあります。
ちなみに、カタログ写真はNeXTcube

アメリカ本国では1988年~1993年の5年間販売されたコンピュータです。
がけさんの実家にも長い年月、動かされることも無く鎮座してます。
最期に電源を入れたのは何年前なのか・・・。

NeXTシリーズの優れたアーキテクチャはハードからOS、運用性供に世界に与えた影響はとても多きなものがありました。
アップル社を退職したスティーブ・ジョブズ。
NeXTの技術的成功(商業的には・・・)を引っさげて、当時経営が悪化していたアップル社に、
新しいOSの採用案としてNeXTSTEPを売り込みに行く事に。
最終的に創業者のスティーブ・ジョブズ自らを退社まで追い込んだアップル社へ10数年ぶりに返り咲くことになり、最終的に斜陽のアップル社をiMacの成功などで大成功を収める事に。
改めてアップル社の最高責任者としてCEOに就任し、アップル社のパソコン事業を復活させていきます。
従来のMacintoshが使用していたOSと、NeXT用のOS、NeXTSTEPを融合したOS、
MacOS Xを発表。
インターネットを利用したサービスとしてiTuneの成功。
そして、新たな情報端末としてのiPhoneを発表し今に至ります。

一時は倒産かと思われたアップル社を見事建て直したスティーブ・ジョブズ。
創業者のスティーブ・ジョブズを追い出したアップル社の最高責任者に返り咲いたスティーブ・ジョブズ。
近年、体調不良から表に出るたびに痩せていかれていると話題になってましたが、
今回自らCEOの退任を発表。
スティーブ・ジョブズが世界のコンピュータ市場に与えた影響はとても大きいと供に、
会長になったスティーブ・ジョブズとは言え、ほぼ休職状態になる可能性があるとのことならば、
これからのアップル社の動向、数年後のアップル社の方向性は、世界の多くの企業が注目するところだと思います。
って何せ一ヶ月以上パソコン書庫を更新してなかったので、思いついた時事ネタで記事を作りましたとさ。( ̄ー ̄)ゞ