お久しぶりの自動車紹介記事。(〃_ 〃)ゞ
今回は三菱トレディアです。
三菱 トレディア (TREDIA) 1982年~1987年
先日偶然、広島の街中でみかけました。

人気をはくしている2010年の大河ドラマ「龍馬伝」
その中の登場人物、岩崎弥太郎。 三菱財閥の創業者です。
三菱財閥は、太平洋戦争が終った後、他の財閥と供に「財閥解体」されることになります。
ちなみに、この三菱財閥。 勿論、現在にも残る三菱重工、三菱自動車、三菱電機などの三菱グループの元になってます。
沢山財閥があった中で、三菱財閥は創業者の名字を表に出してない財閥さんとしても有名です。
三井、住友、川崎、古河・・・。 多くの財閥のあるなか、岩崎財閥でなく三菱財閥。
ちょこっと話がそれてしまったので、本題にもどしまして・・・。
三菱グループのシンボルマーク。 それはスリーダイヤのマーク。
ちなみに、スリーダイヤにいたる経緯はこんな感じになっています。

岩崎弥太郎や坂本龍馬と言えば、土佐藩。
土佐藩といえば、山内家(龍馬伝ではやまのうち 功名が辻ではやまうち)
山内家の家紋は「三ツ柏」 (左上の家紋)
それに、岩崎家の家紋「三階菱」をあわせて、作られたのが
土佐藩山内家の大阪にあった「九十九商会」の船信号用のマーク。
それをさらに発展させて三菱のスリーダイヤモンドになったそうです。
Jリーグで活躍しているチーム、浦和レッズの「レッズ」は「レッドダイヤモンズ」の略ですよね♪
また話がそれそうなので、もう一度本題に戻しまして・・・。 (;´・`)>
その三菱スリーダイヤモンドの熱い想いをこめてネーミングされたのが、
三菱の「トレディア」でした。
三菱の「菱」はその植物の「菱」が由縁なのですが、
植物の「菱」の種類の中には、種子の棘が4方向にもとがっているということで、
「まきびし」に使われたと言われています。
「まきびし」とは忍者が追っての足を遅らせる為に、逃走中に地面にばら撒くトゲ状のもの。
植物の種子ですから、乾燥させれば軽くて堅い武器の出来上がりというわけで・・・。
さらに本題からずれてしまったので、強制的に本題に戻します・・・・。凸(`Д´メ)
三菱のセダン、「トレディア」
その「トレディア」の名前の意味は外国語で「TRE」と「DIA」に分けて考えると意味が解るらしいのですが、
「TRE」は「3つ」という意味
「DIA」は「ダイヤモンド」という意味
ということで、三菱トレディアは「3つのダイヤモンド」 = 「三菱」 という意味だったんです。
そんなトレディアは1982年、三菱自動車の熱い想いをこめて販売されました。
ランサーやミラージュなどと同じくファミリーカーの一台でしたが、
そのライバルは日産のサニーやTOYOTAのカローラ、スプリンター、カリーナやコロナなど。
そのトレディアは僅か5年で生産終了になりますが、
その名前は、後年登場する「ダイヤモンド」の「ディアマンテ」や「エメラルド」の「エメロード」のように、
三菱の「菱」の形から宝石をイメージした先駆者として引き継がれることになります。