※GWキャンプの記事は週末から書かさせてくださいね。<(_ _)>
ありし日のがけっぷち実家の部屋。 まだまだがけっぷちが未成年の頃です。

(写真は左側がシャープのMZ-2000 右側がMZ-1200 何故か書院のFDDも一緒に写ってます)
先日の記事で、「昔のパソコンって本体とキーボードが一体型だった」ってお話がありました。
1970年代後半~1980年代中旬までのパソコンは、本体とキーボード一体型や、ディスプレイ一体型、データレコーダ一体型やプリンタ一体型まで色々なスタイルが存在していました。
1970年代のコンピュータは、ワンボード式のコンピュータ。
例えばNECのTK-80。

TKってのはトレーニングキットの略だったんです。
写真はネットから頂きましたが、1976年8月。
がけっぷちは3歳でしたから、勿論広告を目にした記憶も、実際に触れた記憶もありませんが、がけっぷちが大人になった現在でも上位互換機である機械が別のメーカーさんから発売されています。
マイコンブームの切っ掛けとなったTK-80。
このような製品は国内各メーカーさんから発売されました。
ちなみに、ディスプレイは?って不思議に思われる方も沢山いらっしゃると思います。
写真をよ~く見てみると、右側に何か見えますよね?(^ー^* )
ここに表示部があるのですが、わかりますか??

写真右上にあるのが、LED表示部なんです。(8桁LED表示部)
キーボードは16進キーボード。
10進数の0・1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15の変りに、10からA・B・C・D・E・Fなんです。
がけっぷちはこの時代のマイコンをリアルに体験した事ないですが、
TK-80の後継機、TK-85はがけっぷちが社会人になった頃のNECの総合カタログに掲載されてました。
このTK-80には各種オプションが発売されており、BASICを使用するにはBASICSTATIONなどが必要だそうです。(^ー^* )
んで、BASICSTATIONやキーボード等のオプションを一体型として発売されたのが、こちら!
NEC COMPO-BS (1979年4月発売)

純正ケースに、別々のパーツとして発売されていたものを組み合わせて発売!
ちなみに、価格は198,000円~238,000円。
といっても、1979年は昭和54年ですから、その当時の20万円って現在の価値で幾らになるのか・・・。
COMPO-BSが発売されて5ヵ月後の、1979年9月。
同じくNECから発売されたのが、PC-8001でした。

パソコン本体にキーボードが付いたデザインです。 現在はこんなデザインのパソコンって見かけないですよね。
完成品として(ユーザーが自分で組み立てることの無い製品)発売されたPC-8001は、
後のPC-8800シリーズ、PC-9800シリーズの原型・ベースになったパソコンです。
PC-8001のPCはパーソナルコンピュータの略。
このパソコンの登場から、一般にパソコンって名前が浸透していきました。
んでもって、今のパソコンのように拡張するとこんな感じです。

純正のセットになるのですが、当時の定価で約80万円くらいするのでは・・・・。
本体だけなら168,000円なんですけど。(T∇T)
では、パソコンのデザインって他には無いの??
1970年代後半~1980年代にはこんなデザインのパソコンが存在しました。
日本のパソコン史を引っ張って来た国内外のメーカーさん。
SHARPや富士通、日立や沖電気、SEIKO・・・・・。
その頃のパソコンはこんな感じでした。

SHARPのMZシリーズ、富士通のFMシリーズ、日立のベーシックマスターシリーズ
シンクレアのZX-81、沖電気のif800シリーズ、SONYのSMC-70、
APPLEのAPPLEⅡ、コモドールのVIC-1001
そんなデザインの中、本体とキーボードが別々の商品も存在しました。

後のノートパソコンの原型になった、持ち運び出来るパソコンとしては、
ハンドヘルドコンピュータやポケットコンピュータと呼ばれたパソコンもこの時代は活躍しました。
ポケコン(ポケットコンピュータ)と呼ばれたパソコンではシャープとCASIOの2社の製品が大活躍。
東芝やNational、キヤノンなども市場にポケットサイズのコンピュータを市場に投入。
各メーカーから多種にわたるデザインのパソコンが乱立していた1980年代。
その中からデザインで一歩も二歩も先に出て人気があったのが、シャープのX1シリーズでした。

モデルチェンジするごとにデザインは洗練され、
5年も経過した頃、1980年代後半にはX1シリーズに加えてX68000シリーズを市場に投入。

1990年代に入り、デスクトップパソコンに加え、ノートパソコンも市場に新製品が投入され、
ブラウン管一体型の家庭向けパソコン、98マルチと呼ばれたキャンビーなど、
単なるパソコン好きのユーザー向けから、全く興味の無かった一般家庭にまでパソコンが浸透。
そして、1995年11月23日。
日本語版のWindows95の発売で現在のパソコンのデザインに至ります。
2010年モデルは液晶もLEDバックライト方式を採用したパソコンが増えていき、
メインメモリ容量、ハードディスクの容量も10年前、20年前では考えられない単位になっています。
昭和の時代には10MB(メガバイト)のハードディスクだけで20万円以上。
現在ではメガバイトの単位を超えて、GB(ギガバイト)すら超えてしまいTB(テラバイト)の
外付けハードディスクが1万円前後。
最初に紹介したNECのTK-80のメモリが1KB。
現在のパソコンのメモリは2GBか4GB。
締まらない記事を書いてしまい、37歳にもなって思わず途方にくれる、がけっぷちでした。 (;´・`)>