土曜日の広島市内は夕方まで雨続き。
総出で一日中倉庫の部品片付けを行なっていました。
仕事も終わり、広島の飲み屋街「薬研堀」「流川」「新天地」方面へスクーターで移動。
広島中心街から徒歩で数分。
旧広島市民球場や、テレビ局なども中心街にあるために、
この飲み屋さん街では、過去10数年有名人に幾度か出会うことがありました。
一番多いのが、プロ野球選手。
中でも、当時横浜ベイスターズの抑えの切り札だった「大魔神・佐々木投手」は
その身長や肩幅からか、一目で「佐々木だ!」って気がつきました。
そんな思い出を思い出しながら、お店に到着。
入り口には、TIMのゴルゴさんが来店された時のお写真が飾られており、
到着早々、どんなお店なんだろう?って楽しみになりました。
店内に入り、お座敷に入ってみると。不思議な形をしたお鍋が。
今回の料理は「義経鍋」でした。

この南部鉄器の中央は鍋、周囲は焼き肉用の鉄板。
お店自慢のタレにわさびを入れて食べる焼き肉。 とても美味しかったです。

がけっぷちは、以前聞いた話で「義経鍋」ってのがあると聞いたことがあります。
この鍋の形は、刀の鍔(ツバ)の形を模しており、
実の兄源頼朝に追われる身になった義経主従が、逃避行を続けるなかで立ち寄った場所で、
心からのもてなしを受けて、心身ともに温まったとのお話。
立ち寄った村では歓迎する為に、キジやイノシシ・ウズラなどの肉で精一杯のもてなし。
たしかそんなお話だったのですが、料理を始める前にお店の店長さんが紹介してくれたお話は、
そのような話ではなく、平家追討の為に西国に現れた義経主従が、
義経と家臣たちの心をまとめる為に、義経自ら兜(かぶと)を鍋代わりに料理を振舞った。
そんなお話になっていました。
広島は昔から平家の落人(おちうど)が多い地域と言われているのですが、
そんな場所で平家追討を加速させる為の美談を持ってこなくても・・・・
ふとそう感じました。 (^^;