


その次のモデルとして発売されたのが、名前にmkⅡとつかない「PC-8801FH.MH」でした。
一新された本体デザイン、キーボードも日本語入力への実用方向へモデルチェンジしました。
このデザインは後年発売された、FA/MA/MA2と継続されました。
CPUはμPD70008ACを搭載、従来の4MHzから8MHzへクロックアップ、倍になったクロックは、新旧の88シリーズを使ったことがある人は、触れるだけでクロックアップの結果を体験できました。
本体のデザイン変更に伴い、純正ディスプレも新機種を追加。 カタログを飾るPC-KD862はビデオアートボード対応で65536色をドット単位で表示可能でした。
当時のパソコンは、日本語処理(第一水準・第二水準漢字ROM搭載、全角・変換キー搭載)の向上、通信機能、AV機能の充実と記載されています。
私の周囲もPC-8801FH/MHユーザーは非常に多く、1988.1989年当時、クラスの中でパソコンを持っている人間の殆どがこのシリーズのユーザーでした。 1980年代中頃より、一般PCユーザーもカセットテープからフロッピーディスクへ進化しており、ゲームディスクの違法コピーが蔓延する結果となりました。
この時代が8ビットパソコンPC-8800シリーズの全盛期かもしれませんね。
※写真1は昭和61年10月、写真2は昭和62年2月です。
※写真3は実家に保管されているPC-8801FH(B)です。